税理士試験3科目(簿記論、財務諸表論、国税徴収法)の合格体験まとめ
私は 2012年の5月に、エンジニアとして勤めていた大企業を辞めて、実家の会計事務所に転職しました。
実務を始めると同時に、税理士になるための試験勉強も本格的に開始しました。
受験資格を取得するために、まず日商簿記1級の勉強からはじめて、税理士試験3科目(簿記論、財務諸表論、国税徴収法)、税法2科目免除のための大学院での修士論文の作成を経て
2017年の9月に税理士登録しました。
そこに至るまでの道程は以下のとおりです。
全ての過程が終わるまでの期間は5年弱でした。
●2012年11月 日商簿記1級 受験⇒合格
●2013年8月 簿記論 受験⇒不合格
●2014年8月 簿記論、財務諸表論 受験⇒合格
●2015年4月 東亜大学通信制大学院 法学専攻入学
●2015年8月 国税徴収法 受験⇒合格
●2017年3月 大学院卒業
簿記論・財務諸表論合格後、すぐに通信制大学院に入り、在学中(1年次)に国税徴収法に合格して、税理士試験3科目の取得は終わったわけです。
さて、本ブログでこれまで税理士試験についてたくさん記事を書いたのでまとめたいと思います。
私の場合、ガチの理系出身で元エンジニアだったので異業種からの転職組です。
また、税理士試験の初受験が 35歳と普通の人よりも遅い(?)です。
自分で言うのもなんですが、普通の会社を辞めて 30代半ばから税理士を目指した変わり種です。
これから税理士を目指す人、特に自分と同じように遅めのスタートの方の参考になればという思いを込めて、このまとめページを作りました。
30代半ばからの受験
既に家庭を持って 30代半ばからの受験勉強を開始した体験記を書きました。
この歳から試験勉強を始めるとなると、色々と犠牲にしなければならないものがあります。
税理士試験への挑戦を考えている方はそのあたりのことも参考にして頂ければと思います。
◆30代半ばから税理士を目指す人に伝えたいこと
◆税理士になると決めてから撤退戦略なんて考えてられなかった
◆楽しむことしか考えてない20代があったからこそ、30代半ばからの税理士資格取得を頑張れた!!
◆税理士を目指す場合の年齢の影響、勉強面と実務経験面
◆税理士になるための数年間の犠牲
また、エンジニアから税理士になった経験を踏まえて、当時の自分と同じように異業種から税理士を目指す人にメッセージを送る動画を Youtube にアップしておりますので、よろしければどうぞ!
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受験資格
税理士試験の受験資格について書いています。
私は受験資格の取得のため、日商簿記1級を取りました。
日商簿記1級の合格体験と勉強方法を1つの記事にまとめているので、受験される方は参考にして下さい。
私は大学は理系出身で法律・経済に関する科目の単位を取っていないので、税理士試験の受験資格を得るためには、日商簿記1級に合格するしかないと思っていました。
しかし、実際には社会人になってから放送大学で法律・経済に関する科目を受講して単位取得できることが後から分かったのです。
放送大学で単位を取得できます。
事前の調査はしっかりやっておくべきでした。
◆理系出身者の税理士試験受験資格、「法律学又は経済学」1科目が足りない場合は放送大学(通信制)での履修がおすすめ
◆日商簿記1級の合格体験と勉強方法
◆簿記1級を勉強してた時に分かった競争試験の本質
メンタル・精神論
税理士試験は長丁場になるので、モチベーションの維持が大変です。
私の場合は税法2科目を免除しているので、3科目しか受験していませんが、それでも受験勉強を継続するのは大変でした。
税理士試験への挑戦について、メンタル面のことや精神論について書いているので参考にして下さい。
◆税理士試験 「崖っぷち感」と「良いイメージ」をエネルギーに変える
◆継続はやっぱり大事、楽な方には一瞬で戻れるけど逆はムリ、税理士試験でも何でも
◆絶対に「できない」とは言えないエンジニアの世界、かなり大変だけど毎年合格する人がいる税理士試験
◆税理士試験 モチベーションの維持とケアレスミス防止のために、勉強机の上に常に置いておいたもの
◆税理士試験 目先の楽しみを優先するか、終わってから楽しむことを考えるか
◆税理士試験で全力の努力が報われなかった時の気持ちの持ち方
◆税理士試験で全く合格できないのでは? という恐怖に駆られてた時期
税理士試験の勉強のモチベーションを維持する方法について、Youtube でお話ししておりますのでよろしければどうぞ!
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税理士試験の勉強方法総論
税理士試験の勉強方法、勉強環境について書いています。
どのように計画を立てるか?
予定が狂ったときにどうするか?
どういう特性の試験か?
どれくらい勉強すれば良いのか?
など、実体験に基づいて書いています。
◆税理士試験は長期戦、なかなか当初の予定通りにはいかない
◆税理士試験 試験の特徴をしっかり理解した上で対策することが大事
◆税理士試験は結果が全て、結果を出すことを最優先に考える
◆税理士試験 ケアレスミス対策はきっちりやるべき、ケアレスミスの有無で合否が分かれることもある
◆税理士試験の計算で役立つ電卓の機能
◆税理士試験3科目「簿記論」「財務諸表論」「国税徴収法」の合格にかかった勉強時間 5041時間
◆どれだけ勉強しても確実に合格する保証はない税理士試験、でも合格の可能性を高めるためには勉強する以外にない
◆税理士試験終了後から結果発表までの年内の勉強
◆税理士試験の勉強中、よく喫茶店で気分転換しつつ勉強していた
Web 受講
私は、税理士試験3科目(簿記論、財務諸表論、国税徴収法)の勉強をすべて TAC で Web 受講しました。
もっと言えば、税理士試験の前段の日商簿記1級もTAC の Web 受講です。
さらに、大学院も日本で唯一通信制で税法2科目免除に対応している東亜大学通信制大学院法学専攻を卒業しています。
税理士になるまでの過程を全て Web 受講で済ましているので、その経験から Web 受講のメリット・デメリットについて書いています。
◆税理士試験 Web受講は効率的、かつ自分のペースで学習できる人には適している
◆簿記1級も税理士試験も大学院も、全て Web 受講で税理士になった経験から言える Web 受講の注意点
◆地方在住の Web 受講で仲間が少なくても税理士になれる、三島市に住む税理士の実体験
勉強時間の確保
勉強時間の確保は最重要事項です。
この狂ったように手ごわい試験に合格するためには、自分自身に勉強する強制力を働かせる仕組みを作ることが欠かせません。
私が、どのようにして勉強時間を確保したのか? どのようにして自分に強制力を働かせたのか? を書きましたので参考にして下さい。
◆税理士試験 試験勉強時間を捻出するために早起き!!
◆税理士試験の勉強でストップウォッチをフル活用する、勉強時間をExcel(エクセル)に記録する
◆税理士試験 勉強する起爆剤になる、ストップウォッチを使った勉強時間の記録方法
簿記論・財務諸表論
簿記論と財務省評論の勉強について書きました。
特に簿記論は1回不合格となり、2回目で合格しているので勉強機関が長いです。
◆第63回税理士試験 簿記論不合格の結果を受けて対策したこと
◆税理士試験 最初の科目「簿記論」の受験に向けて直前期にやるべきこと
◆税理士試験 簿記論は直前期には答練の解き直しを毎日やる、個別問題をランダムで解く練習をする
◆税理士試験 簿記論 答練の解き方
◆税理士試験 財務諸表論 答練の解き方
国税徴収法
国税徴収法の勉強について書きました。
私の受験当時、国税徴収法の学習方法はネット上にそれほど情報が無かったため、情報を集めるのに苦労しました。
これから受験される方の参考になればと思います。
◆税理士試験 国税徴収法 理論の「縦の繋がり」と「横の繋がり」両方を理解することが大事
◆税理士試験の理論暗記の方法、暗記が理解を助け理解が暗記を助ける、回数重ねれば確実に成果が出る
◆税理士試験 講義用のノートは作らずテキスト・理論マスターの余白に書き込む、自分の理解・暗記を助けるためにオリジナルの資料を作る
◆第65回税理士試験 「国税徴収法」 合格答案の再現
◆税理士試験 国税徴収法の学習法 理論暗記は短期的なターゲットを「演習・答練」に置き、長期的なターゲットを「全国公開模試」に置く!!
◆税理士試験での運とは?? 第65回税理士試験「国税徴収法」で幸運を感じた経験
◆税理士試験 国税徴収法の学習法 「理論の解答の柱上げ」練習
◆税理士試験 国税徴収法の理論暗記は試験日直前2日で一回転するのをお勧めします
直前期の過ごし方・本試験
直前期過ごし方と本試験当日のことについて書いています。
本試験は年に1回のみのイベントで、これまでのどの答練とも異なります。
実力を身に着けた上で、本試験でいかに普段と近いパフォーマンスを発揮できるかにかかっています。
考えられるありとあらゆる対策をして臨むようにしましょう!
◆税理士試験 答練の結果が良くても安心しない、最後まで危機感を持つ
◆税理士試験 本試験直前の心構え、生活
◆税理士試験、暑い夏場の体力維持と体調管理
◆税理士試験 全国公開模試が上位5%以内(S判定)だったときでも、本試験はいつもギリギリで合格だった件
◆税理士試験 答練(練習)での結果オーライはNGだが、本試験の結果オーライはOK
◆税理士試験で予備校の本試験での出題予想が当たったか外れたかは重要ではない
◆税理士試験 試験開始直前の10分間でやるべきこと
その他
◆今日(2016.12/16)は税理士試験の結果発表の日
◆息子の小学校入学式、子供の成長と税理士試験
◆大学院生活と税理士試験の両立
◆税理士登録者数の増加と税理士試験受験者数の減少
◆資格と実務の違い 資格は自分に箔を付けるもの、実務の能力は実務の中で身に付けるもの
◆29年の税理士試験を受験される方へ、Excel VBA で作ったアニメーション動画でエールを送ります!!
◆簿記についての実務と資格試験の違いを自分の経験から説明
◆難関国家資格、勉強を継続していた人は受かって行った
◆自分の場合、税理士試験の勉強期間中にはじめたブログは続かなかった
◆12/14 は税理士試験の結果発表
◆7/3(水)発売の会計人コースで「試験開始までの過ごし方」について執筆させて頂きました!!
◆税理士試験で勉強していない税法の知識をどうやって補なっているか
◆12/13(金)は税理士試験の結果発表の日
電子書籍: 理系出身の元エンジニアが『税理士』になった方法
異業種から会計事務所へ転職して税理士になった私の経験をもとに、30代半ばから日商簿記1級、税理士試験(簿記論、財務諸表論、国税徴収法)、大学院を経て税理士になったノウハウを体系化して書籍化しました。
税理士試験についてのはなしが中心です!
本書籍の詳細はこちらの記事↓をご確認下さい。
◆【kindle本出版】理系出身の元エンジニアが『税理士』になった方法
なお、本書籍の内容についてお話しさせて頂いている動画がこちら↓ になります。よろしければご視聴下さい!