以前、税理士試験の勉強時間をストップウォッチで計って記録していたことについて記事に書きました↓
勉強時間の記録をしていた時期は、2014年の1月〜2015年の8月の間です。
あと、税理士試験を受ける前の日商簿記1級の勉強期間も少しの間(2012年の5月~8月)勉強時間の記録をしていました。
今日は、この勉強時間の記録を実際にどのようにやっていたのか、詳しく書きたいと思います。
1、勉強時間の記録のルール
ストップウォッチでの時間の計り方は、簡単に言えば
・勉強しているときはオン
・休憩中はオフ
勉強とは
・WEB講義の視聴
・テキストの学習
・トレーニングの問題を解く
・理論マスターを暗記する
・答練を受ける
・
・
など、机に座っていても寝転がりながらでも、あるいは電車やバスで移動中にやったことであっても、試験勉強に該当するもの全てを含んでいます。
逆に、わずか4~5分でも休憩している間はストップウォッチは必ずオフにするようにしました。
毎日小刻みに計った時間を Excel シートで集計していました。
こうすることで、ストップウォッチで計った時間を累積すると、実際に勉強に費やした「実働時間」が分かるようになります。
休日など丸一日勉強していたような日でも、「実働時間」で見ると意外と短いんです。。。
2、ストップウォッチで計った時間の仮記録と Excel シートでの集計
携帯電話(スマホ)の履歴に数値を残す
さて、ストップウォッチで時間を計ると言っても、ずっとオンオフを繰り返して一日の最後に経過時間(その日の全勉強時間)を確認するような計り方ではなく、先に書いたように小刻みに区切って集計していました。
そうしないと、誤ってストップウォッチを完全にゼロに戻してしまった時などに時間を把握しにくくなってしまいますので。
やや面倒ですが、ストップウォッチで小刻みに時間を計るごとに一旦は、計った時間を仮記録していました。
仮記録の方法は、携帯電話(スマホ)で番号を入力して(例えば、計った時間が35分なら「035」と押す)発信を押し、すぐに切って履歴に数値を残すというやり方でした。
そして、後で携帯電話(スマホ)の履歴を見ながらまとめて Excel に集計していました。
例えば、こんな感じ↓になります。
まず、朝早く起きてWeb 講義を視聴したときは、視聴開始と同時にストップウォッチをオンして112分後に視聴が終了したら、それと同時にストップウォッチをオフにし、経過時間112分を携帯電話(スマホ)に仮記録します。
昼休みに理論マスターを15分勉強したら、ここでまた経過時間を携帯電話(スマホ)に仮記録します。
次は、仕事が終わった後にファミレスでトレーニングの個別問題を56分解いたら、ここでまた経過時間を携帯電話(スマホ)に仮記録。
という具合に、どんどん計った時間を仮記録していきます。
携帯の履歴はこんな感じになります↓
こう見るとあやしい履歴が並んでるように見えてしまいますが。。。(苦笑)
でも、実際にこうやって時間を仮記録していたんです。。
そして、こうやって仮記録した時間を見ながら Excel に手入力して、一日の勉強時間の合計を時間(hour)単位で出すようにしていました。
上の例では、6.1時間となります。
携帯(スマホ)に仮記録する回数が多い日だと、20回ぐらいある日もありそんな日は Excel への入力が面倒でしたが、それでも入力時間は5分もかかりません。
今考えれば Evernote に仮記録する方が良いと思う
税理士試験の勉強をしていたときは、まだ Evernote を使ってませんでした。
何でこんな便利なアプリ使ってなかったのだろうって感じです。。。
スマホとPC両方で Evernote を使えるようにしておけば、仮記録をスマホで行って、Excel シートにデータを記録するときには PC版の Evernote からデータを移すことができます。
Evernote を使った仮記録はこんな感じにしておけば良いでしょう(PC 版で表示してあります)。
そして、Excel にデータを移動するときは全部のデータを選択してコピー(Ctrl + C)します。
そして、一旦 Excel シート上の適当な場所にペースト(Ctrl + V)しておきます。
1行ずつ別々のセルに値が入ってくれるのでありがたいです。
そして、このデータを正しい位置に移すのですが、その場合行と列を入れ替える必要があります(この自作の Excel シートでは1つの行にデータを並べて集計しているから)。
さっき貼り付けたデータを選択しコピー(Ctrl + C)した後、正しい入力場所の一番左側のセルを選択して右クリックします。
そして、「値」と「行列を入れ替える」にチェックを付けて「OK」を押します。
すると、正しい場所にデータが貼りつきます。
最初に Evernote からコピー&ペーストしたデータは削除しておきます。
このように、Evernote を使えばExcel で集計する際に手入力の必要もなく、集計の手間が短縮できます。
また、仮記録の際の入力もやりやすいでしょう。
・ストップウォッチで時間計測 ⇒ スマホ版の Evernote に仮記録
・ストップウォッチで時間計測 ⇒ スマホ版の Evernote に仮記録
・ストップウォッチで時間計測 ⇒ スマホ版の Evernote に仮記録
・
・
・
PC 版の Evernote から Excel へデータを移動
このような流れで集計できるでしょう。
3、一週間の目標勉強時間と計画
さて、Excel シートに勉強時間を記録するメリットは勉強時間を見える化できることです。
グラフにして視覚化しても良いですし、デジタル値を見るだけでも十分見える化の効果はあります。
日ごとの勉強時間だけではなく、一週間の勉強時間の合計も計算して見えるようにしておきました。
そして、毎週月曜日に一週間の勉強時間の目標を立てるようにしました。
仮に40時間を目標とした場合に、週の前半の勉強時間が
・9月8日(月) 6.1時間
・9月9日(火) 5.45時間
とこれだけ勉強していて、水曜日は体調が悪く勉強時間が短かったとします。
・9月10日(水) 2.75時間
この時点で、月〜水までの勉強時間の合計は14.3時間となります。
目標時間40時間に届かせるためには、週の後半 木〜日であと25.7時間勉強しなければならないことになります。
その場合、
・木金の平日 5時間ずつ
・土日の休日 8時間ずつ
勉強しなければならないな!!
といった具合に、常に週の勉強時間の合計が見えることで、目標時間を達成するためにどう計画的に動くか考えるようになります。
体調を崩した日や疲れが溜まった日には勉強時間を短くして休むことも大切です。
休む日は十分に休んでも目標時間を達成できるようにするためには、勉強時間の見える化と調整は欠かせません。
また、目標時間を掲げることで自分に強い強制力が働きます。
そもそも、ストップウォッチでの記録を始めた1番の理由は「自分に強制力を働かせる」ためでした。
4、まとめ
勉強時間を記録をするのは、どうしても多少の手間はかかります。。
でもそれだけのことをやる価値は十分にありました。
週ごとの目標時間を定めてそれを達成できるように日々の勉強時間を調整する習慣が身に付きますし、目標時間を達成する喜びを覚えればモチベーションのアップにもつながります。
また、こうやって記録した勉強時間を本試験前に見直すと、これだけ勉強したのだから大丈夫だ!!という自信を持つこともできました。
さて、実際に自分が使っていた Excel ファイルをアレンジしたものをダウンロードできるようにしましたので、使って頂ければと思います。
Google ドライブに保存してあるので、以下にアクセスして「ダウンロード」ボタンを押して下さい。
第67回、第68回、第69回 税理士試験に向けたものを9月〜8月のカレンダーに合わせて作ってあります。
1日の勉強時間は1つの行に分単位で入力していきます。
入力が必要な箇所はグレイの部分のみです。
1日の勉強時間の合計、1週間の勉強時間の合計は、時間(hour)単位に換算して表示されるようになっています。
週ごとの勉強時間の目標を立てて達成することに慣れて頂きたいと思います!!