昔仕事で上司によく言われたことがあります。
「たとえ結果が良くても、どうすれば良い結果が出るか予測して正しいプロセスを踏んだ上でなければいかん!」
結果が良くても、たまたま上手いこといったに過ぎないことがあるってことを言っていたのだと思います。
ですので、仕事で結果だけが良くてもちゃんとしたプロセスが伴っていないとその上司からはすごく怒られました。
仕事は結果オーライではいけない!
確かにその通りだと思います。
1、答練(練習)での結果オーライ
税理士試験の答練でも、結果オーライは良くないと思います。
答練での結果オーライというのは、例えば
・計算問題でケアレスミス対策のための検算を行わなかったけど正解していた
・難しい問題にのめり込み簡単な問題を後回しにしたけど正解していた
・ヤマを張ったら当たっていて高得点だった
・問題文の読み飛ばしがたくさんあったけど点数に影響が無かった
こういったことがあったら、例え点数が良くても喜んでいてはダメだと思います。
そのとき、たまたま上手くいっただけで今後同じようなことをやると失敗する可能性が高いからです。
ですので、答練では問題を解くプロセスを大事にした方が良いと思います。
私は問題を解く順番や問題の取捨選択を大事にしていました。
例え点数が良くても、もっと良い取捨選択の方法があったのではないか、、、とか
この問題は早い段階で飛ばすべきだった、、とか
採点した後に必ず振り返るようにしていました。
「本試験でどうすれば合格点が取れるか」
答練はそのための練習なので、結果が良かった場合でもよ〜くプロセスを吟味することをお勧めします。
どんな時でも合格点に達することができるプロセスを身につければ、本試験で上手くいく可能性は高まります。
2、本試験での結果オーライ
一方で、本試験での結果オーライは大いにOKだと思います。
合格してしまいさえすれば2度とその科目を受けることはないからです。
・記号の選択問題が分からないから当てずっぽうに書いたら正解していた
・計算問題が分からないから、解答欄に0と書いたら正解していた
など、1点2点の差を争う試験においてはとても運がいいことです。
記号の選択問題など、分からなくても解答用紙を埋めさえすれば何分の一かの確率で当たることはあるので、当てずっぽうでも書いた方が良いでしょう。
計算問題も全く分からない問題は0で埋めてくるというのも一つの手だと思います。
たまに当たることがあります。
3、本試験での対応を決めておく
先に言いましたが、答練での結果オーライはNGだけど本試験での結果オーライはOKです。
本試験で結果オーライを導き出すために自分でいざというときの対応パターンを決めておくと良いと思います。
私は
・記号の選択問題は分からなくても埋めてくる
・計算問題は全く分からない or 手が回らなかった問題は時間が許す限り0と書いて埋めてくる
と決めておりました。
答練でもそのようにしていました。
ですが、くどいようですが答練でそれがたまたま当たっても喜ぶべきではないです。
本試験で幸運を呼び込むために躊躇なくその対応ができるようにするための練習を答練でしていたということです。
・答練では問題を解くプロセスを大事にする
・本試験で幸運を呼び込むための対応策を考えておき日頃の答練で実践する
この2つを大事にすると良いと思います!