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税理士試験 ケアレスミス対策はきっちりやるべき、ケアレスミスの有無で合否が分かれることもある


税理士試験では、ケアレスミスに多くの受験生が悩まされます。

解けるはずの問題を取りこぼしてしまう。

なんとももったいない話ですよね。。

ハイレベルな競争試験では、一見些細なケアレスミスでも命取りになります。

きちんと対策しましょう。

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1、ケアレスミスを軽視しない

ケアレスミスで失点すると悔しいですよね。

分かってるんだからいいじゃん って思いたくなります。

答練などで、ケアレスミスで3点失点して64点だったけど、実質は67点だ!

↑みたいな考えを受験当初は持っていました。

しかし、そう思ってると何回も同じミスをしてしまい、ケアレスミスがいっこうに減りません。

本試験でケアレスミスが多かったせいで1年間の努力が水の泡、、、なんてことになったら悔やんでも悔やみきれません。。

私も簿記論で簡単な問題をケアレスミスしてしまい不合格になった経験があります。

実力が切迫した受験生同士がひしめき合う税理士試験では、ケアレスミスは決して軽視できないのです。

勉強をやるだけやったら最後はケアレスミスで合否が分かれると言っても過言ではないかもしれません。

2、自分のミスの傾向を把握する

税理士試験では、ミスの発生要因はたくさんあります。

・問題の読み飛ばし
・電卓の入力ミス
・数値の転記ミス
・数値の読み間違え
・漢字の書き間違え
・解答欄をずらして書く

ケアレスミスを減らすためには、まずは自分のミスの傾向を把握しなければなりません。

私は受験2年目から、Excelにケアレスミスを記録するようにしました。

簿記論のケアレスミスシート

↓簿記論のためのものです。

答練でのケアレスミスを記録しました。

記録した内容は

・論点
・ミスの内容
・大量失点に繋がるか否か
・そのミスが原因で失点した箇所の数
・そのミスが原因で失点した解答項目
・そのミスが原因で失点した点数

などです。

「ミスの内容」を見れば、ミスの原因が分かります。
私の場合は、問題の読み飛ばしによるものが多かったです。

また、「そのミスが原因で失点した解答項目」や「そのミスが原因で失点した点数」も分かるようすることで、大量失点に繋がるミスを把握できました。

答練で1つのミスが原因で連鎖的に-4点失点したこともありました。いくつもの解答項目に影響するミスには特に要注意です。

本試験ではそういうミスは絶対にやらないように注意しました。

国税徴収法のケアレスミスシート

↓国税徴収法のためのものです。

答練や日ごろの理論暗記でミスしやすい(又は注意すべき)項目とその内容を記録しました。

文言の間違えなどが多かったと記憶しています。

法律論なので、文言を間違えると全く意味が異なる内容になってしまうことがあるので注意するようにしました。

——————–

どの科目もケアレスミスシートをたまに見直すようにしていました。
そうすることで、ミスした悔しい記憶とともに2度と同じミスをしてたまるか! っていう意識が強まりました。

ケアレスミスシートは本試験の会場にも持っていき、直前に眺めるようにしました。

3、ケアレスミス対策

私がやった主なケアレスミス対策を書きたいと思います。

計算

①電卓は常に2回叩く

計算の過程であっても、電卓は常に2回叩くようにしました。
必ず計算結果が2回同じ数値になることを確認しました。

そうすることで、電卓の入力ミスは激減しました。

②指差し確認をする

数値を転記するときや、解答欄に書き写すときは指差し確認をするようにしました。

写し間違えが無いか、カンマごとに3桁ずつ確認していくのです。

例えば
125,489,367 という数値を 125,489,376 と書き写してしまうようなミスを誰もがしたことがあるのではないでしょうか。

人の目は結構錯覚しやすいのだと思います。

こういったミスは指差し確認でだいぶ防げるようになります。

また、指差し確認は解答欄をずらして書くことがないように、問題文の解答番号と解答欄の解答番号が一致していることを確認するのにも使えます。

③普段と違う数値などは、問題用紙のあちこちに書く

例えば、簿記論の法人税等の実効税率は40%の場合がほどんどでしたが、たまに38%の場合がありました。

そのようなときには、その実効税率が関わってくる問題の全てのページの一番上に「38%」と大きく書き〇で囲むようにしました。

こうしておけば、目に入りやすくなります。

あと、決算月日は3月31日の場合が多いのに、たまに12月31日になっている場合がありました。

そのような場合にも同様にしました。

理論

①記述した後文章を見直す

これは、科目によって時間の余裕の有無が違うので何とも言えないところもありますが、私は財務諸表論の理論と国税徴収法の理論の問題は、必ず書いた文章を見直すようにしました。

長い記述の場合には、全て書き終わってから見直すのでは効率が悪いので「3行書いたら見直す」といったように小まめに文章を見直すようにしました。

②抜けやすい文言、用語を記録する

これは、上のExcelのシートにも記録しましたし、また理論マスターのページの余白など、日ごろの勉強でよく見るところにも書き留めるようにしました。

そうすることで、目に触れる頻度が増えます。

計算、理論 両方

①問題文を読みながら大事な部分に線を引く

これは、計算、理論どちらでも大事なことです。

私は問題の読み飛ばし、読みこぼしが多かったです。

ですので、問題文の素読み(最初に通して読むこと)のときにマーカーかボールペンで大事な部分には線を引くようにしました。

そうすると大事な部分が後から見て分かりやすいです。

また、逆に大事な部分を認識してマーカーを引くために、問題文をしっかり読む癖がつきました。

大事な部分に線を引くという作業をするために、より問題文を熟読するようになり、それが読み飛ばしや読みこぼしの防止に繋がるのです。

②寝不足に気を付ける

以上に主なケアレスミス対策を書きましたが、大事なことがもう1点あります。

寝不足には注意しましょう。
寝不足だと集中力を欠き、どうしてもケアレスミスが起こりやすくなります。

本試験前は特に規則正しい生活を送るようにしましょう!

4、まとめ

受験勉強を開始した当初は、ケアレスミスのオンパレードで本当に凹みました(><)

こんなにミスするのって自分だけなんじゃないか、、、、とか、永久にミスし続けるんじゃないかと思ったり。

しかし、ケアレスミスはきちんと対策することで確実に減らすことができます。

ゼロにすることは無理でも、意識することで数をかなり減らすことはできます。

ケアレスミスに頭を悩ましている方は、是非上に書いたような方法を試して頂ければと思います!