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難関国家資格、勉強を継続していた人は受かって行った


税理士試験は難関国家資格の1つです。

挑戦すると決めてからは、藁をも掴むつもりで勉強しました。

簿記論、財務諸表論、国税徴収法を5000時間ぐらい勉強して、3回の受験で合格しました。

大学院で税法2科目免除を受けることにも全く躊躇はありませんでした。

元々理系出身で何のバックグラウンドも無かった私が、何とかここまで来れたのは「勉強を継続」できたからだと思っています。

そしてその継続の姿勢は、他の難関資格を先に合格していた友人達から学んだものでもあります。

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1、司法試験の勉強を継続していた友人は受かって行った

これまで自分の周りに何人か難関国家資格に挑戦していた人がいました。

その中でも殆どの人は試験に合格できずに資格を諦めて行きました。

しかし、数少ないですが合格した人がいます。

司法試験合格を目指していた学生時代の友人達

今からもう15年以上前の学生時代、サークルに入ってました。

同学年の男には文系理系合わせて11人メンバーいましたが、そのうち法学部の4人は皆大学3年生から(1人は2年生から)司法試験を受けると言い予備校に通い始めました。

いわゆるダブルスクールというやつです。

この4人の同級生を A〜D君としとておきます。

他には先輩にも、司法試験の合格を目指している人が2人いました。

E〜Fさんとしておきます。

最初に言っておくと、その中で唯一合格した1人は大学3年生から勉強を始めたA君です。

側から見ていて、当初は1人先立って2年生のときから勉強を始めていたB君が、同学年の中では一番勉強が進んでるし本気度も高かったので合格するんだろうな、と思っていました。

しかし、B君は3年生になってしばらくした頃に当時付き合っていた恋人と破局してしまいました。

それが引き金となり、B君は小学生の頃からの夢だった司法試験を断念してしまいます。

そのときB君が言っていたことは

「先の見えない勝負はできん。目先の幸せの方が大事!と感じるように価値観が変わった。」

ということです。

恋人と別れたのは、司法試験の勉強が原因ではありませんでした。

しかし、この先全てを犠牲(遊びも恋愛もできなくなる)にして、受かるかどうかも分からない試験には挑めないと言い、公務員試験に方向転換しそのまま公務員になりました。

他のC君、D君、Eさん、Fさんは皆卒業してからも挑戦しましたが、誰も受かりませんでした。

詳しい話はあまり聞いていませんが、途中で勉強に飽きてバイトに明け暮れてしまったり、趣味が楽しく1日3時間未満しか勉強しなかったりで、皆結局司法試験へのモチベーションを維持できなかったようです。

今は、皆公務員になったり一般企業に就職したりして、結婚もして普通に暮らしています。

合格したA君

さて、唯一合格したA君ですが、まず勉強を始めた3年生の時はスロースタートの印象でした。

4年生になってからも毎週サークルに顔出していたし、そこでしか姿を見なかったのでどの程度勉強しているか分かりませんでした。

同級生が皆卒業し、自分たち理系の人間は大学院に進学しましたが、A君は就職はせずに司法試験の合格を目指すことに。
(その時はC君、D君も同じ状況でした。)

ここからA君は本気で勉強し始めたようです。

毎日朝から晩まで大学又は予備校にこもって勉強です。

スキー、ドライブ、車など多趣味な人でしたけどそれらも全て諦めます。

恋人もいましたが、その時期は殆ど会えなかったようです。

勉強最優先です。

自分が大学院2年生の時に、A君は司法試験とは別に愛知県の地元の市役所の公務員試験に合格します。

司法試験の勉強ついでに何となく受けたみたいですが、公務員という安泰の就職先が目の前に出てきたことで、かなり気持ち的に揺れたようです。

絶対に公務員に流れてしまうだろう、と失礼ながらその時の自分は思っていました。

しかし、彼は迷った末に合格を辞退しました。
勿体無い話ですよね、普通に考えれば。

A君はそこから排水の陣で司法試験の挑戦を続けました。

そして自分が大学院を卒業後、会社に就職して半年くらい経った頃に司法試験(旧)の3次試験に合格した、と連絡がありました。

その報告を聞いたときは、ものすごく感動したのを覚えています!

遊びたい盛りの20代の前半から半ばにかけて全ての誘惑を断ち切って頑張った、その努力が一気に報われた瞬間です。

自分は傍観者でしたが、勝手に厳しいだろうと思っていました。
誰も受からないだろうと思っていました。

合格の報告を聞き、彼が相当努力していたことを再認識しましたし、
やっぱり全てを犠牲にする努力は裏切らないのだと教えてもらえました。

2、弁理士試験に合格した先輩

もう1人、理系資格の最高峰である弁理士試験に合格した先輩がいます。

こちらのサイトを運営しておられる弁理士の緒方先生です↓

知財と経営

就活のための一日一勉

この方と最初に会ったのは、私が大学4年生の時に通い始めた英会話スクールの中でした。

当時の彼はメーカーのエンジニアでした。

当時の印象は「よく遊ぶけど、向上心が高くメリハリがある人」という感じでした。

彼は30代になってから、勤めていたメーカーを辞めて弁理士試験の勉強を始めました。

再就職してからも勉強をコツコツ継続し、何年かかけて弁理士試験に合格しました。
そして、現在は独立して様々な活動を行っております。

筋トレを何年間も続けていたりと元々何かの目標に向かって継続することができる人ではありますが、それでも弁理士試験の勉強は相当大変だったようです。

しかも、予備校には通わず独学で勉強していました。

休日やゴールデンウィークなどの長期連休は全て勉強に費やしたそうです。

勉強が大変でも「簡単な資格だったら取る意味もない! 目指すものはそう簡単には掴めない!」と言って目標を見定めてました。

自分の勉強方法を見直し、改善できる点は改善したそうです。

弁理士試験合格の報告を聞いた時は、 やっぱりさすがだ!と感じました。

かなりの努力をしてきたのだと思います。

3、まとめ

税理士試験も含み、難関国家資格に合格するためには「勉強を継続」することが最低条件です。

私が税理士試験に挑む上で姿勢を参考にした上記の2人は、それができた数少ない人々です。 

勉強を継続をできる人って本当に少ないんです。

学生時代など特に、周りが遊んでいるので誘惑も多いです。
それでも、我慢して勉強できるか。

社会人になってからも、仕事や家庭のことで忙しかったり、勉強をやらない理由なんていくらでも見つかります。
それでも、なんとか勉強を続けられるか。

勉強をやったかやらないか

結局そこに行き着くでしょう。