今年の税理士試験まであと1ヶ月ですね。
私は税理士試験は3科目受験しましたが、かなりの時間を費やしました。
1科目の重みが半端じゃありませんでした。
会社を辞めてある意味人生かけて挑んだ試験で、かなりのプレッシャーがありました。
1、確実に合格する保証がない恐怖との戦い
税理士試験を受ける前に、受験資格獲得のため日商簿記1級を受験しました。
日商簿記1級の勉強の時に既に感じていたことですが、レベルの高い国家資格は、どれだけ勉強しようとも「確実に合格する保証が無い」ということです。
日商簿記1級でそうなら税理士試験はなおさらでしょう。
受験生がほぼ全員本気なので、どれだけ勉強しても、少しの力の差で不合格になる可能性は残ります。
ケアレスミスの有無が合否の分かれ目になることもあるでしょう。
意図がわかりにくい問題が出題された時には、運の良し悪しで合否が分かれるかもしれません。
努力が報われないかもしれない恐怖と戦いながら、勉強し続けなければなりません。
2、確実性を高めるためには結局勉強時間を増やす以外にない
安定した大企業を辞めてまで挑んだ試験だったので全身全霊で挑みました。
本気の本気です。
全国公開模試の結果は
●簿記論 1回目: A判定、2回目: A判定
●財務諸表論 S判定
●国税徴収法 S判定
でした。
財務諸表論、国税徴収法は全国4パーセント以内に入ってました。
働きながらにしてはかなり勉強したので、予備校の成績は伸びたのですがそれでも本試験の前では一切の保証などありませんでした。
ただ、勉強しながら思ったことは、何の保証もない試験だからこそ、結局は勉強時間を積み重ねるしかないということです。
私の場合、国税徴収法1科目で1733時間勉強しました。
今思えば、、、今思えばですよ。
ここまでやらなくても合格に必要な学習はできていたのかも知れません。
ただ、やっぱり合格できるかどうかって確率論になると思うんですよね。
1733時間の勉強で、自分なりにやれることすべてやって完璧にしたつもりです。
仮にこれが1000時間だったらどうだったか。合格していたかもしれないし、そうではなかったかもしれません。
勉強時間が少ない分、仮に暗記の精度が低い問題が出たら合格は厳しかったかもしれません。
どんな問題が出た場合にも合格できるようになるためには、結局勉強時間を積み増すしかないと思うんです。
国税徴収法は 1733 時間も勉強して合格しましたが、それだけやっても本試験の問題次第では不合格の可能性だってあったでしょう。
勉強時間がもっと少なく1000時間だったら、合格の可能性はもっと下がったと思います。
仮に、1733時間勉強して合格可能性が8割あったとした場合、勉強時間が1000時間だったら5割程度に下がるのかもしれません。
合格可能性を高めるためには、とにかく勉強時間を増やすしかないというのが自分の考えです。
3、まとめ
税理士試験は、どれだけ勉強しても何の保証もない恐ろしい試験だと思います。
ただ、それでも合格する確率を高めるためには勉強するしかありません。
本試験に向けて今が正念場です。
1分1秒でも長く勉強に時間を費やす意識で頑張って頂きたいと思います。