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大学院生活と税理士試験の両立


税理士試験についてのまとめはこちらです!

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私が大学院に入学したのは平成27年4月で、卒業した時期はそれから2年後、つい最近の平成29年3月です。

入学した時期は、これから税理士試験の直前期に入ろうとしているタイミングでした。
大学院に入学してから数か月間(4~8月)は、国税徴収法の勉強と大学院の講義を並行して対応しました。

もっと遡れば、平成26年8月に受験した簿財が合格していたら大学院を受験するつもりでいた ので、平成26年9月から大学院の入試が行われた平成27年2月までは国税徴収法の勉強と並行して大学院入試のための勉強もしていました。

・大学院の入試対策
・大学院に入学してからの講義

これら↑と税理士試験の勉強に同時対応したわけですが、今日は大学院と税理士試験の両立について書きたいと思います。

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1、大学院の入試対策にかけた時間、税理士試験の勉強との時間割合

東亜大学大学院 法学専攻の入試に向けては、自分なりの対策をしました。

入学した後、他の同級生の方の話を聞くと、何も対策せずに合格している凄い方もいました。

自分の場合は、対策無しでは合格できなかったと思います(><)

対策した内容は、「会社法」と「論証の仕方」の勉強でしたが、具体的な内容についてはまた機会を見つけて書きたいと思います。

この大学院の入試対策は平成26年8月の簿・財受験後から6ヶ月間、税理士試験(国税徴収法)の勉強の合間を縫ってやりました。

平成26年12月の税理士試験の結果次第で、下のようなパターンを考えていました。

簿・財に W合格できたので国税徴収法と大学院の入試対策を継続できました。

さて、この大学院の入試対策の勉強時間も、税理士試験同様に計っていたので税理士試験の勉強時間と比較して示したいと思います。

平成26年9月〜平成27年2月の勉強時間は

・大学院の入試対策が 138時間
・税理士試験(国税徴収法)が 590時間

でした。

この期間、全体の勉強時間の約2割(138時間 / 728時間)を大学院の入試対策に当てたことになります。

主は税理士試験でしたが、こうやって改めて見ると大学院の入試対策にも結構時間をかけたことが分かります。

2、大学院の講義と税理士試験の勉強との並行

税理士試験勉強の合間に講義を視聴

大学院1年次はしばらく講義が中心です。

1つの科目の講義は全15コマで、1コマの時間はだいたい1時間弱、全て Web 配信でした。

どの講義も2ヶ月間は視聴可能でしたが、開始から1ヶ月経ったら次の講義の配信が始まるため、1つの講義を1ヶ月間で視聴し終えるために2日で1コマのペースで視聴を進めました。

なお、1つの科目の配信が開始したら1~15コマは全て、配信期間内であればいつでも見ることができます。
(普通はやりませんが、いきなり15コマ目を見ることも可能でした。)

レポート課題が出るまでは、税理士試験勉強の合間に講義を視聴するだけで、課題が出たら週末丸一日図書館にこもって文献収集しました。

図書館に行くときも国税徴収法のテキスト・理論マスターは持って行き休憩時間や資料集めが終わった後に勉強してました。
(図書館に行くまでの電車の中でも、国税徴収法の勉強をしていました。)

4科目目が7月から視聴可能でしたが、時期が時期なので、敢えてすぐには視聴せずに税理士試験の勉強に注力しました。

平成27年は例年よりも税理士試験の試験日が遅く、8月18日~20日(国税徴収法は20日)だったので、7月頭から2ヶ月弱は大学院の講義からは離れたことになります。

3科目目のレポート課題は、7月上旬に終わらせていたと思います。
税理士試験直前は、試験勉強のみに注力できるように調整しました。

4科目目のレポート課題の提出期限は9月10日だったので、8月20日の試験が終わってから講義の視聴とレポート課題を一気に対応しました。

スクーリング

東亜大学大学院は通信制ですが、年に2回6月と11月に合同スクーリングが行われます。

1年次の6月の合同スクーリングは金曜~日曜の2泊3日でした。2日目(土曜)の夜には懇親会がありましたが、終了後部屋に戻ってからは酒が抜けない状態で勉強してました。

懇親会の楽しい余韻が残っており若干ふわふわしていました(汗)が、何もせずにはいられませんでした。

スクーリングのような特別な日であっても、試験勉強を休むとずるずると行ってしまうと思ったからです。

両立のスタイル

この年、運もあり国税徴収法に合格することができました。

税理士試験が終わるまでは、大学院の講義、レポートよりも試験勉強が優先でした。
合間を縫って講義・レポートの対応をするスタイルで正解だったと思います。

また、やはり通信制大学院で通学が無いため、時間のロスが少なく勉強時間を捻出しやすかったのも良かったと思います。

もし、通いだった場合は大学院はおそらく東京か名古屋になったでしょうが、どちらも距離があるので通学の頻度が多いと大変な負担になります。
移動中に電車の中で勉強はできますが、通信と比べれば捻出できる時間ははるかに短かったでしょう。

3、修士論文と税理士試験の並行は可能か?

さて、何とか1年次に国税徴収法に合格することができました。仮にこの年不合格だった場合、2年次に受験していたと思いますが、修士論文との両立を考えるとぞっとします。。。

自分の感覚では、大学院は1年次の講義が終わった時点で全体の2割が終わったぐらいで、残りの8割は修士論文の作成にウエイトが置かれています。

修士論文と税理士試験、どちらも労力を要するものなので、1年次の講義と税理士試験のように両立するのはかなり難しかったでしょう。

修士論文も税理士試験も片手間で対応できるものではありません。
しかも、性質もかなり違うので、両方同時に対応しても相乗効果は生まれないでしょう。。

中には修士論文の作成をしながら、税理士試験に受かってしまう凄い人もいるようですが、自分には難しかったと思います。どうしてもどちらかが疎かになってしまったでしょう。

1年次に合格できて本当に良かったと思います。

4、まとめ

東亜大学は通信制大学院であるが故に社会人や私のように地方に住んでいる人に人気があり、入試の倍率も大学院にしては高めです。
それが分かっていたので、自分は入試対策に時間をかけました。

入試の時期が2月で、まだ税理士試験の直前期に入っていなかったので試験勉強との両立は何とかなりました。

また、入学後に大学院生活と税理士試験を両立できるか否かは、1年次の前半にどれだけ片手間で講義とその課題に対応できるかにかかってくると思います。

大学院の2年間で、本格的に大変なのはやはり修士論文の作成です。
1年次の講義も疎かにして良いものではありませんが、まだ前段と言えるでしょう。

この前段のうちに何としても税理士試験に合格できるようにすること。
大学院生活と税理士試験を両立するためのポイントはそこだと思います。