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第63回税理士試験 簿記論不合格の結果を受けて対策したこと


私の税理士試験の初受験は、今から約3年半前の平成25年8月に開催された第63回税理士試験でした。

受験科目は簿記論で、結果は不合格でした。

この不合格の結果を受けて、次の受験に向けどのような対策をしたか書きたいと思います。

なお、令和2年の税理士試験の合格発表の日(12/18)に以下の動画▼をYoutubeにアップしましたのであわせて参考にして下さい

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1、自己採点結果

自己採点は

第1問14点、第2問10点、第3問21点 合計45点でした。

予備校が出す問題のランクごとの正答率は

・Aランク(正解しなければならない問題)  24個 / 27個 89%
・Bランク(できれば正解したい問題)  10個 / 15個 67%
・Cランク(合否に関係のない問題)  3個 / 44個 7%

でした。

ボーダーラインは42点、合格確実ラインは54点

自己採点結果はボーダーライン+3点でした。

合格確実ラインに届かないまでもボーダーラインを超えているので合格を期待していたのですが結果は敢え無く不合格(T T)

結果通知を見た時に呆然としたのを覚えてます。。同時に悔しさがこみ上げてきました。

全力の努力が報われないとは、、しかも、ボーダーラインも超えてるし、、、Aランクの問題の正答率も9割弱なのに。。。

なんでだ? なんでだ?

不合格が分かった日の夜は、悔しすぎて眠れませんでした。

資格の大原 専門課程

2、不合格の原因を分析する

何とも腑に落ちないような苦しい結果だったけど、、それでもちゃんと不合格の原因を分析しなければならない!と思いました。

そして、対策を考えないとまた同じこと(不合格)を繰り返すだけだと感じてました。

不合格の原因をよく考えてみたところ、以下の内容が浮かび上がってきました。

・ケアレスミス対策が不十分だった
・答練で問題のランクに対する意識が足りなかった
・WEB受講で答練を自己採点したのみで提出していなかった
・本試験と同様の環境での対策が足りなかった
・目標の認識が足りなかった
・ゲン担ぎをしていなかった

3、対策

ケアレスミス対策を強化する

本試験の第2問は問1が帳簿、問2が減損損失の問題でした。

問1は明らかに難しく、先に手を出すべきではないことが分かったので問2から先に解きました。

この問題をミスしたら大打撃になることは分かっていました。

絶対にミスはできないと思いながらも、減損損失の配分の計算をミスしてしまったのです。。

後から考えればですが、減損損失の問題は1つのミスが後の計算に芋づる式に響いてくるので、計算の過程でミスが生じないような(ミスに気付けるような)チェックの仕方が必要でした。

おそらく、この問題の失点が合否を分けたのだと思います。

次の受験に向けては、ケアレスミスを徹底して防ぐ方法を考えるようにしました。

詳しくは以下の記事に書きました↓

答練で問題のランクを意識する

答練で点数ばかりを気にしていたように思います。

しかし、点数以上に問題のランクを意識すべきだと考えたので、次の年からは答練で問題のランクごとの正答率を記録するようにしました。

↓こんな感じでです。

第1回答練
・Aランク正答率 18/20 = 90%
・Bランク正答率 18/25 = 72%
・Cランク正答率  3/12 = 25%

詳しくは以下の記事に書きました↓

WEB受講でも答練を提出するようにする

答練は自己採点をするのみで提出していませんでした。

問題外ですね。。

WEB受講でも郵送で答練を提出できるようになっています。

講師が採点をしてくれて、結果に対するコメントも貰えます。

講師と答練を通じてやり取りすることで意識も変わるし、答練を提出すれば成績が良かったときは成績上位者ランキングに名前が載るのでモチベーションも全然違います。

本試験と同様の環境での対策を強化

WEB受講だったので、答練は周りに人がいない環境で受けていました。

この年は、周りに人がいる環境での受験は「全国公開模試」と「本試験」の2回のみ。。

明らかに対策不足でした。

周りに人がいるかいないかで、だいぶ緊張感が違います。

普段周りに人がいない環境で答練を受験していると、本試験でかなり緊張してしまいます。

この極度の緊張がケアレスミスを誘発したのかもしれません。

次の受験に向けては、答練の会場受験の回数をかなり増やしました。

詳しくは以下の記事に書きました↓

また、本試験の会場は当たり前ですが普段はなかなか行かないところです。

私は、名古屋での受験だったので「ポートメッセ名古屋」が会場でした。

日ごろからポートメッセ名古屋の中で勉強できれば、本試験でも環境が変わらないのでそれが一番良いのですが、、、まぁそれは絶対に無理です(笑)

せめて、ポートメッセ名古屋が身近に感じられるように臨場感を出そうと思い、ポートメッセ名古屋まで出向きホールの写真を撮りそれをパソコンのデスクトップ画面に貼り付けるようにしました(写真を撮った日はちょうどイベントの日でした)。

そうすることで、パソコンを開いたときには、ポートメッセ名古屋のホール(試験会場)が嫌でも目に入ります。

その度に、ここで受験するんだ! って気持ちが高まりましたし、何となくの雰囲気が頭に残るようになりました。

余談ですが↓は第65回税理士試験の会場「吹上ホール」です。

目標の見える化をする

これは、その年の目標を常に意識できる仕組みを作ることを言っています。

2014年の1月1日にその年の目標を立てて写真を撮り、スマホの待ち受け画面に張り付けました。

字がもっとうまければいいのですが。。。

2014年に簿記論、財務諸表論に合格することを目標として書いたものです。

工夫したことは「達成」って言葉を入れたことです。

この段階では、まだ達成したわけじゃないんだけど、、ただ、「達成」って書くことで達成した自分を強くイメージしやすくなるんじゃないかと思いまして。
(人間の潜在意識は現実と想像を区別できないって聞いたことがあります。)

このように、待ち受け画面に目標を張り付けて「見える化」することによって、スマホを見る時には嫌でも目に入りました。

そして、度々目標を目にすることで、勉強しなきゃ!っていう気持ちが強くなったことは間違いないと思います。

余談ですが、2015年、2016年の目標は以下のようなものをスマホの待ち受け画面に貼っておりました。

 

この「目標の見える化」は税理士登録をした後も続けようと思ってます!!

試験勉強に関する本を読む

資格試験に合格した人の話しは参考になります。何冊か合格者の本を読みました。

7人家族の主婦で1日3時間しか使えなかった私が知識ゼロから難関資格に合格した方法

受験当時に専業主婦だった方が書いた本なので、自分とは立場は違ったのですが、勉強のスタイルや時間の作り方などいい刺激になりました。

子育て主婦の公認会計士合格記―子どもを産んでから、自分の夢を実現する!

これは公認会計士受験の話しですが、子育てをしながら試験勉強をされた方の本も参考になりました。

ゲン担ぎ

これは本当に気持ちの問題だけですが、三島市には「三嶋大社」という有名な大社があるので、試験の1週間前にお参りに行くことにしました。

神様、合格させて下さい!! って本当に気持ちだけです。

4、まとめ

以上のように、不合格の結果を受けて様々な対策をしました。

不合格の原因を考えても、結局のところはよく分かりません。。。

なぜなら、税理士試験は採点方法が一切明かされないからです。

明らかに試験のできが悪くて不合格になるのは仕方ないと思いますが、そうではないとても苦しい不合格というケースもたくさんあると思います。

私もそうでしたから。

しかし、不合格という結果が腑に落ちなくても、理由がよく分からなくてもしっかりと原因を考えた方が良いです。

結果には必ず原因があるはずなので。

前年と同じことを繰り返しているとまた同じ結果になるだけだと思うので、どうすれば合格できるか、これまで自分がやってきた学習方法は正しかったのか、などよく考えることをお勧めします。

不合格の原因を考えて対策をして、次の試験に活かす。

そうすれば必ず次は良い結果が得られる!と強く信じる!

結局この試験はそれしかないと思います。

なお、令和2年の税理士試験の合格発表の日(12/18)に以下の動画▼をYoutubeにアップしましたのであわせて参考にして下さい

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資格の大原 専門課程