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人材の重みの違い、大きな組織 VS 小さな組織


静岡県三島市の税理士、松井元(@hajime_matsui)です。
こんにちは!

元大企業の従業員で現在は個人事業主である身として、大きな組織と小さな組織での人材の重みの違いを感じております。

人材の重みは大きな組織では小さく、小さな組織では大きいと言えます。

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代わりがいるか否か

大企業は従業員数が多く、自分の代わりはいくらでもいます。

当時それに気付いてしまったことが、私が会社を辞めた理由の一つでもありました。

自分は唯一無二の人材だと信じるのはいいと思いますが、現実的にそんなことはあり得ません。

誰が何を担当してもアウトプットはそうは変わりません。

仕事が個人に依存することなく、多くの関係者が相互に絡み合ってプロジェクトができあがっていくからです。

そういった仕組みがあることこそが、大企業の強みと言えるでしょう。

人が抜けても同じ組織内ですぐに代わりの人材が見つかるので、人材の重みは小さいと言えます。

一方で小さな組織では、変わりになる人材がいない場合が多いです。

従業員数が少ないので個々人の仕事を複数人で共有できていない場合も多く、仕事が属人的になりがちです。

例えば経理担当者が、長年1人で経理のすべてを担当するといったことがざらです。

そうなるとその人が抜けると困る状態になるので、人材の重みの大きいと言えるでしょう。

小さな組織にあるリスク

個人事業しかり零細企業しかり、小さな組織には人材の重みが大きいがゆえのリスクがあります。

仕事を任せきりにしていた人が抜けた際に、その仕事が回らなくなるリスクです。

病気や事故などの不可抗力で、人が抜けてしまうことはあり得ます。

最近も、急に担当者が抜けてしまい、あたふたして困ってしまっている事例を見聞きしました。

大変そうだと他人事のように思う反面、これは私の事務所にもふつうにあるリスクだと感じております。

自分自身に何かあったら残された従業員はどうなる? というのはありますし、従業員が急に抜けてしまったら私も困るわけです。

・ノウハウをマニュアル化する
・複数の人で業務を共有する

といったリスク管理はできる限りやるべきだと思っています。

私自身、今現在従業員が作った決算書や申告書のチェックはやるようにしていますが、より意識して行きたいところです。

細かいところまですべてを把握するのは無理ですが、すべてのポイントだけは押さえておくみたいにできれば理想的かなと思います。

十分に大変なことなのですが。。。

まとめ

人材の重みが大きい小さな組織では、万が一のときに困らないようにする工夫は必要だと感じています。

長年同じ人に任せきりになってしまっている業務がある場合には、特に注意が早く対策をした方がいいと思います。