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Excel でセル上のゼロ(0)を非表示(空白)にする方法


Excel でセル上の数字が 0(ゼロ)の場合において、0 を表示させずに空白とする方法について説明します。

例えば次の G~I 列の赤枠で囲ったセルに、消費税についての計算式が入っているシートを考えてみます。

Image(3)
G列の数式 ↓

Image(4)
H列の数式 ↓

Image(5)
I列の数式 ↓

Image(6)

さて、現状G~I 列に数式が入っていますが、計算結果が 0 となる場合、シート上に「0」と表示されます。

Image(7)

今日は、計算結果が0の場合には「0」と表示させずに、空白にする方法を紹介します。

Image(8)

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1、オプションの詳細設定でシート上の全てのゼロ(0)を非表示にする方法

シート上の全てのゼロ(0)を非表示にする方法を紹介します。

まず、「ファイル」の「オプション」を選択します。

Image(9)

Image(10)

次に「詳細設定」の「次のシートで作業するときの表示設定(S)」で該当するシートを選択します。

そして、「ゼロ値のセルにゼロを表示する(Z)」のチェックを外しましょう。

Image(11)

これで、選択したシート上にゼロ(0)は一切表示されなくなりました。

シート上のセルに「0」と入力しても表示されませんし、数式の計算結果がゼロの場合も表示されません。

2、IF文を使って計算結果がゼロ(0)となる場合に空白にする方法

先の方法は、そもそも指定したシート上に一切ゼロ(0)を表示させないようにする方法でしたが、シート上の一部のセルのゼロ(0)だけを非表示にしたい場合もあるかと思います。

その場合 IF 文が使えます。

IF文の使い方については、こちらの記事を参考にして下さい。

ゼロを非表示にしたいセルの数式を IF文を使って書き換えます。

例えばセル「I7」の場合、元々「=G7-H7」と入力してあるのを「=IF(G7-H7=0,””,G7-H7)」とします。

Image(12)

これで

G7-H7 が 0 の場合には “”(空白)にし、それ以外の場合は G7-H7 を表示する

という指示をしたことになります。

このように、ゼロを非表示にしたいセルにのみ IF 文を使った式を入れておけば、部分的にゼロを非表示にできます。

ただ、このやり方だとゼロを “”(空白)表示させたセルは、ゼロ(0)とみなされません。

ですので、そのセルをさらに数式の一部とする場合にはエラー表示されてしまいます。

例えば、セル「G7」に「=IF(D7-E7-F7=0,””,D7-E7-F7)」と入力した場合、

Image(13)

D7-E7-F7 がゼロならばセル「G7」は非表示になりますが、そのセル「G7」をさらに他のセルの数式に入れ込んでいる場合にエラーが出てしまいます。

今回の場合は、セル「H7」と「I7」の数式で「G7」を使っているので、以下のようにエラーが表示されます。

Image(14)

ですので、使う際には最終値の計算結果のゼロ表示をなくす場合など、ケースを限定して使うようにしなければなりません。

3、まとめ

Excel でセル上の数字が 0(ゼロ)の場合において、0 を表示させずに空白とする方法について説明しました。

他にも方法はあると思います。検索すれば色々と見つかるかと。

とりあえず、定番かと思われる方法にはなりますが、是非参考にして頂ければと!

編集後記

昨日(7/24)はご依頼を受けている、税法2科目免除の大学院についての執筆の仕事に対応しました。

当時のことを思い出し懐かしい気持ちになるとともに、少しでも有用な情報を書きたいという思いになりました。

一通りか書きましたが、まだ期限まで時間があるので推敲したいと思います。

なお、税法2科目免除大学院については、まとめのページを作ってありますので参考にして頂ければ。

税法2科目免除大学院まとめ