Excel シートを作り Excel VBA(マクロ)を組み込んだ場合における実行の方法はいくつかあります。
コードを書いた VBE(エディタ)↓ を開いた状態で F5 を押して実行するのが標準的なやり方でしょう。
しかし、この方法だと実行するときに必ず VBE を開かなければなりません。
Excel シートを開いただけで VBE を開かずとも実行できるようにしたいです。
今日はそのために Excel シート上に簡単に実行ボタンを作る方法を紹介します。
1、挿入した図形にマクロを組み込む
今回、Excel シート上のセル A1、A2 に入力した数字の合計をセル A4 に表示するマクロを作ってあります。
上記の状態で実行すれば、A4 に合計額が表示されます↓
VBA コードは以下のとおりです。
1 2 3 4 5 |
Sub Test() Cells(4, 1) = Cells(1, 1) + Cells(2, 1) End Sub |
さて、このシート上に実行ボタンを設置します。
「挿入」タブの「図形」から「四角形」を選択しましょう。
適当な場所に設置し、好きな色に変更します。
次に「挿入」タブの「テキストボックス」を選択してから、先の四角形を選択すれば、四角形の中に文字が書き込めるようになるので「実行」と入力しておきます。
実行の文字↓
これで見た目で実行ボタンと分かるようになりました。
さて、次に四角形を選択し右クリックして「マクロの登録」を選択します。
そして、埋め込みたいマクロ名(プロシージャ名)を選択しましょう。
これで「実行ボタン」の完成です。
このボタンをクリックすればマクロが実行します。
2、まとめ
一番簡単な実行ボタンの作り方を説明しました。
Excel VBA を習いはじめたばかりの人も使いやすい方法だと思います。
後々複雑な仕組みを作った場合であっても、ボタンの設置の仕方はこの通りに行えます。
編集後記
昨日(10/29)は西伊豆方面で決算の報告。