税理士試験の勉強期間中、何かもう1つ士業の資格を取ろうか? と考えていた時期がありました。
理系出身で元技術屋だったから、弁理士や技術士なんかいいかも! と思っておりました。
自分が考えている文理の力の融合にも近づくし、「1 + 1 = 2 」になるのではないか! と。
他にも経営の知識をもっと身に付けるために、中小企業診断士に魅力を感じている時期がありました。
しかし、ダブルライセンスを目指すことはやめました。
理由を書いてみます。
※ダブルライセンスで活躍されている方はおりますし、ダブルライセンスを否定するわけではありません。その時の自分の選択としてやめたという意味です。
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1、取れれば取りたい資格
税理士の他に何か資格があった方が良いか? ということについては「あればあった方が良い」とは思っております。
税理士の資格を持っていれば、行政書士登録もできますし、今後自分が行政書士登録する可能性が全くないわけではありません。
ただ、税理士試験の勉強期間中に考えたことがある弁理士、技術士、中小企業診断士の資格取得はいずれもやめました。
2、やめた理由
やめた理由はいくつかあります。
いつまでも準備期間になってしまう
試験勉強期間中はこれから資格を取って働くための準備期間ということになるでしょう。
税理士のような勉強時間の拘束がある資格の場合、仕事以外の時間をほぼ犠牲にしなければなりません。
私が考えたことのある弁理士、技術士、中小企業診断士なども多少の差こそあれ、合格には長期間を有するものです。
その間は「実務に直接役立つ」勉強ができなくなってしまいます。
資格取得のための勉強が実務に直接役立つわけではありません。
税理士になるために年月をかけた上に、そういう状態がもう後何年か続くと大きな機会損失になると考えました。
税務・会計の勉強だけではなく、ITやプログラミングなど勉強したいことはたくさんあります。
実務に役立つ新しい能力をどんどん身に付けていく方が良いでしょう。
他の資格取得の勉強をしているとこのブログだって書けないでしょう。
年齢
もうまもなく 40歳になります。
40歳という年齢は「今もこれからもしばらく準備期間です」と悠長に言ってられる年齢ではないのではないでしょうか?
もうこれまでに身に付けたことを活かして仕事していかなければならない年齢です。
もちろん、自分のスキルを上げる努力は必要ですが実務に直結する内容が望ましいです。
取得するだけでも相当ハードな国家資格の勉強をゼロからやるというのは、その資格を活かせる見込みがよほどない限りはやめた方が良いでしょう。
もちろん、資格があればあった方が良いことは間違いありませんが、年齢と費やす労力のバランスを考えるとどうかと思います。
20代で何か資格を1つ取っていて、30代になってからもう1つ取得というのなら分かりますが。
資格が無くてもできることはある
資格がなくてもできる事はたくさんあります。
IT に関する支援などは資格の有無は関係ありませんし、経営に役立つ助言だって資格が無くてもできます。
資格を前提にしなくても自分の守備範囲を増やすことはできます。
3、まとめ
先にも書いた通り行政書士のように現状でも登録できるものでしたら、今後活かせる見込みを感じれば登録も考えるかも知れません。
ただ、ゼロから試験勉強して取得しなければならない難関国家資格は取ろうと思いません。
そこに至るまでの労力とリターン、アラフォーという自分の年齢をトータルで考えた結論です。
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