拡張子が「.csv」となっているファイルのことをCSVファイルと言います。
(同様のものとしてテキストファイルなどもあります。)
CSVとはデータの形式のことをいい、ずっと昔から存在します。
私は、日頃よくCSVファイルを使います。
CSVファイルの主な用途は
・データの受け渡し
・データの加工
です。
1、会計税務ソフト、IT機器でのCSV入出力
CSV入出力機能は会計ソフト間でデータの受け渡しに使えます。
例えば、弥生会計の仕訳データをJDLに移したい場合、このように↓します。
①弥生会計で仕訳データを出力(エクスポート)して CSV ファイルを作る
②JDL で上記の CSV ファイルを取り込む(インポート)
他にも、ネットバンキングのデータをCSV出力して会計ソフトに取り込むこともできます。
お店で使うレジでも CSV 出力が可能なものもあるようなので、レジで打ち込んだ内容を取り出すこともできるでしょう。
私の目から見て、アプリや IT 機器にCSV ファイル入出力機能が付いているか否かはかなり重要です。
会計ソフトはどこもほぼCSV入出力機能が付いていますが、税務ソフトは付いてないところもあります。
敢えて付けないか?は分かりません。。
私は全ての会計税務ソフト、IT機器にCSV入出力機能を付けてほしいと本気で思っています。
なぜここまで CSV入出力機能にこだわるかと言うと、全ての会計税務ソフト、IT機器にCSV入出力が付くことによって作業効率がかなり上がると思うからです。
会計ソフトのように、自社-他社ソフト間のデータ移動があっさりできる場合もありますが、
一手間かかるような場合でもマクロ(Excel VBA)を使えば、クリック一つでデータの並び替え・加工が可能です。
2、マクロ(Excel VBA)を使えばデータの並び替え・加工の手間を省ける
会計ソフト間のデータの移動は、最近は単純にCSV入出力機能を使うだけでできる場合も多いと思います。
ただ、会計ソフトと他のソフト間のデータの移動には一手間かかる場合もあります。
例えば、販売管理ソフトのデータを会計ソフトに移動する場合
①販売管理ソフトのデータを出力(エクスポート)して CSV ファイルを作る
②上記CSV ファイル内のデータを会計ソフトに取り込めるようにデータの並び替えを行う
③会計ソフトで上記②の並び替えを行った CSV ファイルを取り込む(インポート)
こういった手順が必要になる場合もあります。
販売管理ソフト会社と会計ソフト会社が仲良くて相互のデータのやり取りもデフォルトの機能でできれば、上記②の作業は必要ありませんが、現実的にはそううまくは行きません。
②の作業が必要なケースもまだ多いです。
そして、この②の作業も手間がかかることもあります。
そこでマクロ(Excel VBA)を使って一瞬で作業を終わらしてやれ! って感じになるわけなんですね。
マクロ(Excel VBA)を使えさえすれば
・ソフト-ソフト間
・ソフト-IT機器間
のインターフェイス(言葉が適切か分かりません)としての役割をスピーディに行えるということなのです。
また、マクロを使えれば他にも例えば会計ソフトから取り出した CSVファイル内のデータを加工してグラフなどを交えて自分が報告しやすい形にすることも一瞬でできるようになります。
このようにマクロ(Excel VBA)を使えば色んなことができるのわけですが、その前提としてソフトやIT機器の CSV 入出力機能が必要になるのです。
3、まとめ
私はマクロ(Excel VBA)をよく使いますし、プログラミングが好きです。
何でも CSV データ化することができればそれを並び替え・加工することで業務効率化に繋げることができるので、とにかく世の中のすべての税務会計ソフト、IT機器に CSV 入出力機能が付いてほしいと切に願うのです。