税理士という仕事上、人に教えることが多いです。
知識が必要な仕事です。
そういう習慣を送っていると、モノを知っていてなんぼみたいに思ってしまうことがあります。
そして、それは仕事以外のところでも出てしまうことがあります。
1、知らないことは恥ずかしいことか?
自分も人のことは言えないのですが、士業の人って知らないという事実を恥ずかしいって感じてしまうことが多いと思うんです。
なぜなら冒頭に書いたように、日頃知識を教える仕事をしているので、それをあらゆるところで引きずってしまうからです。
異分野の人のはなしを聞いたときなど、知らなくて当然なのにさも分かっているかのように相槌を打ってしまう人が多いのではないでしょうか。
あ、自分含めて。
ついつい格好つけてしまう自分がいます ><
でも、本当は知らなかったことが分かったときは、感動するぐらいがいいと思うんですよね。
聞きたくもない知識を一方的に聞かされるのは嫌ですけど、興味ある話で新しく分かったことがあれば、素直に感動を表に出した方が良いのかと感じています。
「そうですよね~(分かっているふり)」ではなくて「あ、そうなんですか~!?」と。
よく考えれば、知らないことってそんなに恥ずかしいことじゃないと思うんです。
知らないことがあるからこそ、感動もあるわけで。
2、分からないことを分からないと言えること
経営者を見ていても実績を残されている人は、ちゃんと人のことを認めれるし、分からないことを変に知ったかぶったりしないんですよね。
仕事でもプライベートでも。
凄い人って素直だし、知識をひけらかしたりしないし、分からないことはちゃんと分からないって言えます。
無理に分かったふりをしないというのは、裏を返せば自分に自信がある証拠なのだと思います。
自分が確かなものを持っているからこそ、分からないことはちゃんと認めれるのだと思います。
3、まとめ
士業は特にこれまでの人生、どちらかと言えば「勉強が得意です」って感じで来た人が多いと思います。
それゆえのプライドを持っている方も多いかと。自分もそうかも知れません。
「先生」と呼ばれることも多い仕事ですが、専門外のことで分からないことなんていくらでもあります。
それは普通のことだし、素直に認めるべきことでしょう。
分からないことをちゃんと分からないって言える人の方がカッコいいと、私はそう思います。
編集後記
昨日(1/29)は終日個人事業主の方の確定申告の準備をしていました。
また、2/7(木)に母校で租税教室を担当するので、内容を吟味していかなければいけません。