「人は人、自分は自分」年齢とともに、この言葉で自分を納得させることが増えていくのだと思います。
他人と自分は違うのだから、比べても仕方がないと。
余りにも便利すぎて、この言葉や考えを使う人は多いです(自分もそうです)。
しかし、すぐにそう思ってしまうと自分の成長を止めることになると思うのです。
「人は人、自分は自分」に感じる疑問
他人が物事うまくいった話を聞いたりすると、羨ましく思いながらも、わりとすぐに「人は人、自分は自分だ」と思ってしまうことはあります。
そう思うと楽だからです。
昔のことですが、メーカーの会社員時代に同じ部署にいた私の同期は、八方美人タイプでキャラ立ちし、課長・室長など上層部の人間に気に入られていました。
それに対して私は、キャラ立ちすることもなく特に気に入られてるということもありませんでした。
その同期を見ていて人から好かれるのが上手でいいなぁ、と感じたこともありましたが、「人は人、自分は自分だ」と思い、私は特に気に入られる努力もしませんでした。
まぁ、自分にとって会社員は合わなかったので辞めたわけですが、その当時は今よりもずっと若くてまだ先のことも考えていなかった時期なので、会社に残る可能性もあったわけで、自分もその同期のように立ち回る努力をすべきだったのかも知れません。
そこを「人は人、自分は自分」と、早い段階で割り切ってしまうと、ある意味自分の可能性を閉ざしてしまうのでしょう。
(ちなみにその同期は、今会社で出世が上手く行ってるようです。)
最近でも、同業者で上手くやっている人を見たときに、羨ましいと思うと同時に「人は人」と思ってしまうことがありますが、それは単なる逃げかも知れません。
そう思ってしいまうと、何でもいいことになってしまうからです。
「自分は自分」と自分を持つことはもちろん大事ですが、そうは言っても全く他人に対して知らんぷりではダメで、他人の実績や凄さは素直に認めた方が良いのだと思います。
自分とは全く価値観も方向性も違う人が何をしていても響きませんが、近い方向性の人であれば、意識して負けないように頑張るべきなのでしょう(具体的に書けなくてすみません)。
自分より実力がある人など何人だっているし、そこに対して目を背けていたら自分の成長など見込めません。
他人を見て学ぶとことは学び、自分も影響力を付けたい
ある意味当たり前のことですが、リアルであれネットであれ、自分の方向性として参考になる人であればよく観察して学んだ方が良いのだと思います。
ここのところの自分には、そういう姿勢が欠けている気がするのです。逃げてるのかも知れません。
何でもかんでも流されるのではなくて、学ぶところは素直に学ぶということです。
直接接する、本を読むなど、自分にとってプラスになることであれば、吸収したいです。
そして、自分自身ももっと他人に影響を与えれるようになりたいです。リアルでもネットでも。
そう言った意味で、税理士試験や大学院のことについては、執筆のお仕事を頂いて対応させて頂いたり、サイトに寄稿させて頂いたりしているので、思いをある程度果たせていると思います(偉そうなこと書いてすみません)。
ただ、自分としては、もっと本業である税金のことについてもそうですし、他にも影響力を付けたい分野はあるわけでして(具体的に書けずにすみません)。
年末に色々と考えましたが、情報発信の仕方も少し変えようと思っています。
まとめ
「人は人、自分は自分」としてすぐに割り切るのでは、自分の成長はなくなってしまいますので、他人の凄いところは素直に受け止めて行きたいです。
と思ったことをざっと書いてみました。
編集後記
昨日(1/7)は年末調整業務でフル稼働。
1/10納期の源泉所得税の計算を急がなくてはいけません。