最近、ようやく?新幹線の予約をインターネット上で行う EX 予約を使い始めました。
EX 予約とは、簡単に言えば「新幹線の切符を駅の券売機で購入せずに、ネット上で予約するシステム」のことです。
ネット上で予約が完了していれば、乗車当日は駅の新幹線の改札口でEX-IC カードをかざせば通過することができるというもの(料金はクレジットカードで支払ったことになる)。
券売機での混雑を回避することができるシステムということになります。
EX 予約のサイトで会員登録することができます。
登録に当たっては、JR東日本か西日本のどちらかでクレジットカードも作らなければなりません。
年会費は 1,080円(税込)です。
1、EX 予約は指定席で使ってこそ節約効果大
EX予約を使うと混雑回避になるほか、若干料金が下がります。
新幹線の料金の内訳は、「乗車券+特急券」です。
券売機で切符を買う場合の料金
仮に「三島ー名古屋」間で券売機で切符を買った場合の料金は下のようになります。
【自由席】
乗車券 4,430円
特急券 3,340円
——————————
合計 7,770円
【指定席】
乗車券 4,430円
特急券 3,860円 *通常期
——————————
合計 8,290円
EX予約を使う場合の料金
仮に「三島ー名古屋」間でEX予約を使う場合の料金は下のようになります。
【自由席】
合計 7,570円
【指定席】
合計 7,570円
*乗車券と特急券の内訳は不明です。
料金の比較
「三島ー名古屋」間において、券売機で切符を買う場合とEX予約を使う場合の料金を比較すると、下のようになります。
EX予約を使った場合は、自由席と同じ料金(7,570円)で指定席に乗車することができます。
券売機で切符を買った場合と比べれば、指定席の方が料金の値下げも大きいので、少なくとも「三島ー名古屋」間でEX予約を使う場合は、絶対に自由席よりも指定席に方が良いということですね。
以下のサイトで運賃を調べることができます↓
2、EX予約と学割を併用する場合
さて、私はつい最近まで通信制大学院の学生だったので、学割のお世話になることがありました(この歳で 笑)。
大学に学割を発行してもらうことによって、新幹線料金「乗車券+特急券」のうち、乗車券が2割引になります。
EX予約は学割と併用することができます。
ただ、学割と併用する場合は残念ながら EX-ICカードを使って改札口を通過することはできません。
・乗車券は駅の窓口で購入
・特急券のみEX予約(e特急券)
ということになります。
現状、学割を使う場合は絶対に駅の窓口で乗車券を購入しなければならないようです。
また、特急券をEX予約により購入する(e特急券)場合は、予約した後乗車当日には駅の券売機で特急券を発券しなければなりません。
EX予約を使わない場合……駅の窓口で学割を使って切符(乗車券+特急券)を買う場合の料金
仮に「三島ー名古屋」間で駅の窓口で切符を買った場合の料金は下のようになります。
(EX予約は使わない場合に該当します。)
【自由席】
乗車券 3,540円
特急券 3,340円
——————————
合計 6,880円
【指定席】
乗車券 3,540円
特急券 3,860円 *通常期
——————————
合計 7,400円
EX予約を使う場合……e特急券をEX予約で購入し乗車券を駅の窓口で学割を使って購入する場合の料金
仮に「三島ー名古屋」間でEX予約を使う場合の料金は下のようになります。
(EX予約を使う場合に該当します。)
【自由席】
乗車券 3,540円
e特急券 3,340円
——————————
合計 6,880円
【指定席】
乗車券 3,540円
e特急券 3,340円 *通常期
——————————
合計 6,880円
料金の比較
「三島ー名古屋」間において、学割を使ったケースでEX予約を使う場合と使わない場合の料金を比較すると下のようになります。
学割とEX予約を併用する場合でも、指定席にした方が良いですね。
3、EX 予約を使うためのインターネットでの予約手続
予約手続ですが、まずEX予約のサイトにアクセスし、ログインをします。
JR東日本か西日本どちらで会員になったかによって、2ページ目でログインボタンが左右に分かれます。
私は東日本なので、左側です。
続いて、IDとパスワードを入力してログインします。
左上の「予約」をクリックします。
希望する日時、乗車駅、降車駅、人数などを選択します。
なお、学割と併用する場合は、画面の下側にある「e特急券」の部分にチェックを入れなければなりません。
普通に EX-ICカードを使う場合にはチェックの必要はありません。
次に、
・普通車 or グリーン車
・自由席 or 指定席
の選択をします。
学割との併用でe特急券のみを購入する場合は、特急券のみの料金が表示されます↓。
また、指定席の場合は、座席表を見て席を選ぶことができます。
一通り選ぶと、確認画面が出てくるので問題なければ「予約する(購入)」ボタンをクリックします。
ここまで来たら予約完了です。
最初に登録したメールアドレスにも、予約完了の連絡が入ります。
なお、予約をキャンセル・変更したい場合はログイン後の画面で「予約確認/変更/払戻」をクリックすれば、その先で処理することができます。
4、予約当日の手続
学割を使わない場合(発券の必要なし)
予約当日の手続ですが、まず学割を使わずに普通通りにインターネット予約をした場合は、先にも書いた通り券売機や窓口での手続きは一切必要ありません。
ICカードを改札口でかざすだけで通過できます。
料金は、登録時に作ったクレジットカードで精算されます。
学割を使う場合(発券の必要あり)
次に、学割を使うためにe特急券のみをEX予約した場合ですが、e特急券は駅の券売機で発券する必要があります。
まず、券売機のタッチパネルで「EX予約きっぷ受取」というボタンを押します。
券売機の「カード」と書かれたところに、EX-ICカードを挿入します。
パスワードを聞かれるので、インターネットでのログイン時と同じもの(4~8桁)を入力します。
すると、予約した内容が出てくるので確認をして「発券」ボタンを押します。
特急券が発券されます。料金は登録時に作ったクレジットカードで精算されます。
あとは、乗車券を窓口で発券する必要があります。
以上のように学割を使う場合は、「乗車券と特急券」両方とも切符を発券することになります。
5、まとめ
EX 予約を利用すると、学割を使わない場合も使う場合でも、自由席よりも指定席を予約した方が節約効果が大きいです。
まぁ、ほとんどの区間で自由席と同じ料金で指定席に乗れるので、「どうせなら指定席に乗った方が良い」ということですけどね(^^)
学割を使わない場合(通常の場合)は、券売機で並ぶ必要がくEX-ICカードを改札口にかざすだけで通過できるので、時間も若干節約できます。
また、学割とEX予約を併用する場合は EX-ICカードは使えず、乗車券と特急券ともに発券する必要があります。
EX-ICカードを使えないのが少し残念でした。。改善されることを願います。
(まぁ、もう今後学割を使うことは無いと思いますが。)