スポンサーリンク

Excel(エクセル)計算結果の四捨五入、ROUND関数の使い方


エクセルで四則演算を用いた計算をした結果、小数点以下の端数が出る場合があります。

会社の経理や会計事務所では、計算結果を端数処理したい場合が多いです。

いくつかその方法を説明します。

スポンサーリンク

1、見た目の桁数を変える

まず、計算結果を四捨五入したい場合に、手っ取り早く処理する方法を紹介します。

下のシートで、売上高(セル E8)と売上原価(セル E9) から原価率を計算する場合、セルE11に「=E9/E8」と入力します。

すると計算の結果割り切れない場合、小数点以下の値を含む数値がセルE11に出てきます。

小数点の桁数を丸めたい(小さくしたい)場合があるかと思います。

その場合、セルE11を選択した状態でメニューバーの[ホーム]から下の図のアイコンをクリックします。

クリックすればするほど桁数が小さくなっていきます。

そして小数点以下の最後の桁数に四捨五入して表示されます。

小数点以下第3位まで表示させるように何回かクリックすると、 0.882 となり小数点以下第4位で四捨五入されているのが分かります。

これで「見た目」の上では小数点以下の希望する桁数に四捨五入させることができます。

ただし、実際にセルに入っている数値は桁を丸める前のものなので、その点注意が必要です。

上の例で言えば、セルE11が「見た目」上 0.882 となっても、実際にはセルE11には 0.8815743 が入っています。

ですのでセルE11の数値をさらに使って計算させたい場合は、セルE11の値は 0.8815743 として認識されます。

2、ROUND関数(四捨五入)を使う

次にROUND関数を使う方法を説明します。

ROUND関数は 「=ROUND(数値、桁数)」のように入力します。

桁数に正の値を指定すると小数点以下が四捨五入され、0を指定すると1の位に四捨五入されます。

また、負の値を指定すると整数部分の指定した桁数が四捨五入されます(指定した桁数以下は0が表示される)。
・桁数が -1 であれば1の位で四捨五入され1の位には0が表示されます
・桁数が -2 であれば10の位で四捨五入され1の位と10の位が0と表示されます

四捨五入して小数点以下第3位まで表示させたい場合、E11に「=ROUND(E9/E8、3)」と入力します。

すると、小数点以下第4が四捨五入されます。

このROUND関数を使うと、桁数の「見た目」だけでなくセルの値そのものが四捨五入されます。

0.8815743 はROUND関数を使うことで 0.882 に変わります。

ですので、上のセルE11の数値(ROUND関数での計算結果)を使ってさらに計算がしたい場合、セルE11の値は 0.882 として認識されます。