スポンサーリンク

Excel(エクセル)で作った表を加工するために、コピー後「行と列を入れ替えて貼り付ける」


会計事務所や経理職の仕事では、Excel(エクセル)で表を作ることが多いです。

そして作った表の見方を変えたい場合もあるでしょう。

今日は、コピー後「行と列を入れ替えて貼り付け」を行って表を加工する方法を紹介します。

スポンサーリンク

1、従業員の給料の表を加工する

次のような、会社の一従業員の12ヶ月分の給料の表があったとします。

image

月ごとに以下の金額を入力してあります。

・総支給額
・社会保険料
・源泉所得税
・住民税
・差引支給額

月数を横一線に1行に4月、5月、6月、、、、3月と表示、上記の項目を縦に表示してあります。

image

さてこのようにして作った表の行と列を入れ替えたい場合が出てきたとします。

このような場合に表を作り直したのでは面倒ですよね。

2、コピー後、行と列を入れ替えて貼り付ける方法

行と列を入れ替えて貼り付け

さて、先の表の行と列入れ替えたいと思います。

まずはこの表全体を選択してコピー(Ctrl + C)します。

image

そして貼り付け先のセル(表の一番左上となるセル)を選択し、右クリック後「行列を入れ替える」を選択します。

image

これで行と列が入れ替わりました。

image

セルの幅を適当に変えて見やすくしましょう。

image

行と列を入れ替えて貼り付けのショートカットキー

「行と列を入れ替えて貼り付け」のショートカットキーを紹介します。

まずはコピー元のセルを選択して「Ctrl + C」を押してコピーします。

次に貼り付け先のセルを選択して、まずは普通の貼り付けのショートカットキー「Ctrl + V」を使って貼り付けます。

image

続いて「Ctrl」を押した後に「T」を押します。

※同時押しではありません

これで行と列を入れ替えて貼り付けることができました。

image

ショートカットキーの流れを今一度示しておきますね。

「Ctrl + C」

    ↓

「Ctrl + V」

    ↓

「Ctrl」

    ↓

「T」

3、表の加工方法は様々

さて「行と列を入れ替えて貼り付け」を使ってもう一つやってみたいと思います。

従業員1人1人につき作った12ヶ月分の給料のシート(一番最初に示したシート)から、月別に各従業員の給料のデータを作り上げたいと思います。

元のシート↓

image

次のように月別に編集↓

image

元のシートから各従業員ごとにコピペしていくわけですが、貼り付けの際には「行と列を入れ替える」を使います。

従業員「AAA」

コピー↓

image

行と列を入れ替えて貼り付け↓

image

従業員「BBB」

コピー↓

image

行と列を入れ替えて貼り付け↓

image

このようにして従業員別にコピー後「行と列を入れ替えて貼り付け」という作業を繰り返すことによってデータの並び替えができます。

なお、このような繰り返し作業はマクロ(Excel  VBA)を使った方が早いです。

このケースでもマクロを使えばワンクリックでデータを並び変えることが可能です。

そのあたりのことについては、また別途記事にしたいと思います。

4、まとめ

表を加工する際にはコピー後「行と列を入れ替えて貼り付け」が使えるケースが多いです。

Excel の基本機能なので是非覚えて頂きたいです。

知っているか否かでだいぶ Excel 操作のしやすさが変わってきますので、知らなかった方はこれを機に身につけて頂ければと思います。