静岡県三島市の税理士、松井元(@hajime_matsui)です。
こんにちは!
最近、芸能人の麻薬・覚せい剤(以下薬物と呼びます)の所持や使用による逮捕が気になります。
中でも、田代まさし氏の逮捕は残念でした。
2014年7月に服役が終わり社会復帰してから、密かに活動に注目していました。
さて、薬物と煙草は似ていると言われますよね。
私は、煙草をけっこう長い間(17年くらい)吸っていました。完全に断ってもうすぐ3年になります。
薬物と煙草では次元が違いますが、それでも薬物依存症という言葉の端くれくらいは理解しているつもりです。
依存症とはどういうものか?
少なくとも実体験として、煙草をやめることは容易ではありませんでした。
ぶっちゃけ、これまで何回も禁煙には失敗しています。
大企業にいた頃に一年間禁煙を継続した後に、仕事で嫌なことがあったのがきっかけでまた吸い出してしまったり
会社を辞めて税理士試験の勉強をし始めてからも、数ヶ月間続けていた禁煙に断念しています。
今回はこれまでで過去最高の禁煙期間(もうすぐ3年)ですが、やめれているとは思っていません。
たまに、吸いたいな~って思うことがあるので、そんな時にちょっと気持ちが緩んだら、吸ってしまうんでしょうね。
そして1本吸ったらもうストップがかからない自信があります(苦笑)。
ストレスがあったから吸ってしまうというのは、きっかけに過ぎなくて、やっぱり煙草そのものが美味しいんだと思います。
煙草を吸ったことがある方でしたら、分かると思います。
スモーカーには一瞬で戻れますし、多分、禁煙という言葉は一生のものだと思っています。
しかしですね、煙草の場合は吸いたい気持ちが湧いてきたときでも、理性で我慢できます。
コンビニで実物を目にしたときも、自販機の前で目にしたときでも、飲み会で周りの人が吸っているときも、ちゃんと理性が働きます。
吸っちゃダメたっていう理性が働くんです。
おそらく、薬物依存の場合は、煙草の何倍もの吸引力があり、理性も働かなくなるのではないかと思っています。
どれほどの吸引力かは分かりませんし、分かっちゃいけないんですけど
煙草でさえやめるが大変なのに、薬物なんてやめれるわけがないんだろうな、って正直思います。
依存症の治療
さて、田代まさし氏のはなしに戻るのですが、2014年7月に出所して以来、ダルクという薬物依存者が共同で生活して治療する施設に入って職員として働いていました。
そこで、自らの体験を通して薬物を断つことがいかに大変か、講演などで話して薬物の恐ろしさを伝えていました。
私もよく Youtube で彼の話を聞いていました。
インパクトが強かったのが、記者から「今後、薬物をやらない自身はありますか?」と聞かれて、はっきりと「無い」と答えていたところです。
自分でも正直に依存症であることを認めて、包み隠さずに「まだ薬物をやりたいと思うことがある」と言っていました。
そして、実際にまたやってしまったわけですが。。。
私は医学の専門家ではありませんが、薬物依存症というのはれっきとした病気だと思っています。
最初に薬物に手を出してしまうのは、間違いなく本人が悪いことです。
悪いものだと分かっていて手を出すわけですから。
しかし、一度薬物依存症になってしまった人が、また薬物に手を出してしまった場合に
逮捕と服役を繰り返すことが、本当に立ち直りに繋がるんだろうか?
というのは疑問ですね。
薬物依存症という病気にかかってしまった病人なのですし、ダルクにも入って治療をしてきているのですから。
しかも、本人もいまだに薬物の誘惑があることを認めていたわけです。
これまで以上の治療が必要ということではないでしょうか?
具体的にどうこうということは言えないのですが、治療プログラムの向上など国として別の答えに向かって行かなければならないのではないか? と感じております。
まとめ
ということで、自分が感じている疑問だけを吐き出して終わりなのですが、
何とも怖いものですね。
煙草でさえやめるの大変なのに、薬物などやめれるわけがないのでしょうね。
薬物に手を出すのは悪いことですし認めていいとも思いませんが、ただ、依存症になってしまった人に対しては今以上の社会的な施策が必要なのではないでしょうか。