静岡県三島市の税理士、松井元(@hajime_matsui)です。
こんにちは!
税理士試験の受験をしていた頃、あるタイミングで気持ちがより本気になるきっかけとなった気付きがありました。
会社を辞める前後、先々のことを考えている時期に、税理士試験の合格体験記を読み漁りました。
予備校のパンフレットや既に税理士になられている方々のブログです。
そういう自分よりも先に進んでいる方々のメッセージに背中を押されて、やる気を高めて資格取得に向けてスタートを切りました。
しかし、その時には気付いていないことがあったのです。
すみません、少しネガティブな書き方になってしまっています。
税理士試験の不合格体験記は表に出てこない
合格体験記を読んでいるととても前向きな気持ちになれました!
自分は税理士試験の前段の日商簿記1級にまず順調に合格することができたこともあり、その先も頑張れば行けるだろう! と思っていました。
しかし、初受験に向けて簿記論の勉強をけっこう頑張りましたが、結果は不合格でした。
不合格を知った時のショックは大きかったですし、努力が報われなかったことで恐怖を感じて、会社を辞めたことをけっこう本気で後悔しました。
いずれにせよ、再度受験することが決まったわけで、色々と対策を考えている時期に1つ気付いたことがあります。
ネットを見ていても税理士試験の情報を発信している人って皆、税理士になられている方々なのです。
合格体験記を書いて頂いている方々は、「頑張れば受かる!」「諦めなければ受かる!」と、その人が感じた事実を書いて頂いていると思うのですが、
税理士を目指していて断念した方々が発信している情報は全然ネット上にはありませんでした。
よくよく考えれば、税理士目指した人でなる人は大学院での免除含めても10人に1人以下なのでしょうから、世の中には合格体験記をはるかに上回る数の不合格体験記があるはずなのです。
それでも自分が見えるところにあるのは、合格体験記だけだから、自分も頑張れば何とかなるだろう! と少し甘い気持ちを持ってしまっていました。
事実を再確認し頑張ることは最低限のことと知る
このように、税理士になることのハードルを自分なりに改めて肌で感じました。
そして、努力するというは必要最低限のことで、結果は何も保証されないということにも気付きました。
どこまで勉強しても結果が出る保証なんてないけど、これでダメだったらもう仕方ないって思えるぐらいにやってやる! って2014年1月に気持ちを立て直したのを思い出します。
まとめ
合格体験記を読んでいると自分も頑張ればできる! と思えるので、それは良いことだと思います。
一方で、結果を出すことがどれだけ大変なことか、現実をしっかりと認識することも大事だと思います。
この試験の場合は。
その上で人並外れた努力をしなければなりません。
編集後記
昨日(10/31)は法人の決算対応が中心。
家に帰ってからは、週末の税を考える週間のイベントに向けてバルーンアートの練習をしました。