今年も、確定申告が終わりひと段落つきました。
期限が迫ってくると、やっぱり焦りますね。
早くやろうと思っても、気持ちが焦るとなかなか上手くいきません。
一回、確定申告書を作成して控え用にプリントアウトまでしても、間違いが見つかり修正しなければならなくなったり。
その修正を早くやろうとして、またミスをしてやり直しになったり。。
やっぱり慌てるとろくなことがないと、今年の確定申告で再認識しました。
1、実験は慌ててやってもやること増えるだけだよ!!
昔先輩から言われたことを思い出しました。
技術者時代のことですが、限られた時間の中で実験を終わらせようと急いでいました。
一人でデータを測定し終わってから、実験設備の前で先輩とデータの結果について話していたのですが、実験装置の設定に重大なミスが見つかったのです。
私は自分がやったことを無駄にしたくないと思い、必死になって弁明したのですが、先輩が言うことは正しく、1日かけて測定したデータは全てパァになってしまいました。
その時言われたことが
「慌てて実験しても、結局やること増えるだけだよ。」
ということです。
慌てるとどうしても視野が狭くなります。
視野が狭くなると、普段は気付くことにも気付けなくなってしまいます。
間違えに気づかないまま物事進めると、結局やり直しになり余計に手間がかかります。
後々考えてみれば、妙に説得力のある言葉でした。
これは技術者の実験に限らず何にでも言えることだと思います。
2、繁忙期は分かっているのだからしかるべき準備を
仕事を早く終わらせるためには、平常心は欠かせません。
効率的に仕事をしようとすると、早くやろうと考えがちですが、「急がないこと」が一番の効率化なのだと思います。
慌てずに済ませるためには、やはり準備が欠かせないのでしょう。
確定申告の時期など、会計事務所の繁忙期は予め分かってます。
慌てないように、既に分かっている繁忙期に向けて適切な準備が出来ているか?
やっぱりそこが大事だと再認識させられました。
・所得税に集中的に関わるのは、確定申告の時期だけだから、年明けたら余裕を持って申告の内容を思い出すようにする
・毎年の傾向から、申告に必要な資料が来るのが早い人遅い人、事前に再確認しておく
・申告書を作り始める前に、その人の前年の申告書を隅々まで確認する
など、準備できることはあります。
準備を、よりきっちりやらなければならないと感じました。
3、まとめ
まだまだ会計業務の経験は少ないので、年数重ねることは必要でしょう。
普段ITを使った仕事の効率化などを、一応自分の一つの課題と考えてやっています。
ただ、ITが絡まない部分でも今回再認識した準備の重要性など、仕事を効率化できる要素はたくさんあると思います。
日々の自分の業務のスタンスを見直し、改善できる点は改善していきたいと思います。