Excel VBA(マクロ)をこれまで全く使ったことがない人が、始めるにあたりもろもろの設定をする必要があります。
今日は、これから Excel VBA(マクロ)を始める人向けて、必要な(あるいは望ましい)設定についてお話しします。
1、Excel VBA(マクロ)を始めるために必要な設定
まずは普通に Excel を起動します。
開発タブ
VBA を使うのに必要な開発タブを表示させます。
まず、「ファイル」タブの「オプション」を選択します。
次に「リボンのユーザー設定」を選択し「開発」にチェックを付けましょう。
これで、Excel を開いたときに開発タブが表示されるようになりました。
開発タブの「Visual Basic」を選択すれば、VBA コード(プログラミングコード)を記述するエディタが開きます。
エディタ ↓
このエディタを VBE と言います。ショートカットキー「Alt + F11」で起動することもできます。
画面の左側で右クリックして「挿入」の「標準モジュール」を選択しましょう(ショートカットーキー「Alt → I → M」)。
すると真っ白なメモ帳のようなものが出てくるので、ここに VBA コードを書きこみます。
拡張子
ファイルを保存する際に拡張子は「*.xlsm」を選択しましょう。
この形式でなければ、マクロは使えません。
2、VBE(エディタ)のおすすめ設定
次に VBE(エディタ)を使うにあたり、おすすめの設定についてお話しします。
「ツール」の「オプション」を選択しましょう。
「編集」を選択して「自動構文チェック」のチェックを外しましょう。
これにチェックがついたままになっていると、後で VBA コードを書いているときに、構文にちょっと間違いがあるだけで以下のメッセージが表示されてしまいうっとうしいことになります。
また「エディタの設定」の「サイズ」で VBA コードの文字サイズを変更することができます。
デフォルトでは 10 になっており、目が悪い人は見ずらいサイズです。自分の好みのサイズに変更しましょう。
なお、文字サイズの変更はここでしかできません。
Word などのようにマウスのホイールを使って拡大縮小することも残念ながらできません。
3、まとめ
Excel VBA(マクロ)を使えるようにするまでの設定についてお話ししました。
本当に最低限ですが、とりあえずこれらの環境を整えれば使うことができますので、はじめての方は是非試してみて下さい。
編集後記
昨日(2/7)は母校の三島南中学校で租税教室の講師を担当させて頂きました。
体育館で3年生全クラス 170名超に向けて、税金の基礎をお話ししました。
講義の内容や進行について自分的に反省点もあり、次回以降に活かしたいと思います。
教える仕事自体は今後もとても楽しくできそうです!