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税理士を目指す場合の年齢の影響、勉強面と実務経験面

税理士試験についてのまとめはこちらです!

税法2科目免除大学院についてのまとめはこちらです!

税理士になる年齢は人それぞれです。

20代でなる人もいれば、60代でなる人もいます。

さて、税理士になるために考えておかなければならない年齢の影響について書いてみます。

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1、税理士試験や大学院などの税理士になる過程

学力面

学力面はいくつになっても自分のやる気があれば何とかなると思っています。

35歳で初めて税理士試験を受験した自分個人の感想を言えば、10代、20代の頃よりも記憶力は落ちている(気がした)けど、理解力は上がっていると感じました。

そうは言っても年齢の違いでそこまで、大きく差が出るものではありません。

努力で補えます。理論の暗記とか特に。

また、税理士試験には理不尽なところがあります。

しかし、年齢によってその理不尽さの影響が変わるものではありません。

誰にも平等に理不尽です(そういう試験の特性そのものがどうなんだ? と思うところは置いといて)。

折れてしまわないメンタルは必要です。20代でそのメンタルが無い人もいれば、40代で持っている人もいます。

大学院の修士論文も年齢は関係ないでしょう。

私が卒業した大学院にも、20代〜60代と幅広い年齢層の方々がいました。

どの年齢層でもちゃんと卒業している方はいましたし、残念ながら留年という方もいました。

ただ、あくまで個人的にではありますが、理屈で物事を整理することに慣れている人はその点が有利に作用すると感じました。

私も前職がエンジニアで理屈を駆使する仕事だったので、その経験が活きて修士論文はやりやすかったです。

税理士試験についてのまとめはこちらです!税法2科目免除大学院についてのまとめはこちらです!私は会計事務所に転職する前は、愛知県の自動車関係のメーカーでエンジニアをやっていました。現在は、税理士になるために大学院で修士論文(税法論文)を作成して、国税審議会の審査を通り税理士登録の申請中です。(2017年の9月末に登録できる予定)さて、エンジニアは理系の職業です。それに対して、修士論文(税法論文)の作成は文系分野のことです。両者は全く畑違いのことですが、意外にもエンジニア時代の経験が修士論文の作成に役...
エンジニアの経験が修士論文(税法論文)の作成に役立った、両者の意外な接点 - My タックスノロジー

生活面

上記のとおり、年齢の影響は学力に直接的には関係ないと思っています。

ただ、年齢によって異なる生活パターンが間接的に学力に影響することはあります。

何を言いたいかというと、時間がある人の方が有利に決まっているということです。

ある程度の年齢になると、結婚して家庭を持っている人の割合が高いでしょう。

家庭を持ってから、特に子供が生まれてからは生活パターンを変えざるを得ないので、極端に自分の時間を確保しにくくなるものです。

また、年齢が上がると会社などの勤め先でも重要なポストに付いている人の割合も高いと思います。

もちろん年齢に関わらず、人それぞれ環境は異なるわけですが、いかに自分の時間を確保できるかが税理士試験や大学院を乗り切るためのカギになってくることは間違いありません。

ですので、今の生活パターンの中でいかに勉強時間を確保できるかよく考えるようにしましょう。

社会人で家庭がある人は、残念ながら自分の趣味の時間など全く無くなると思った方が良いでしょう。

カラオケ好きの私も全く行かない時期が丸2年半くらいありました。

税理士試験が一番大変だった時期は飲み会も3年間で数回しか行っていません。

そろそろ税理士試験の直前期が近づいて来ましたね。税理士になるまでは色んなものを犠牲にしなければなりませんでした。仕方の無いことですが、しんどいのも間違いありません。今日はそのあたりのことについて、「飲み会に行った回数」を例に取り上げて、お話ししたいと思います。1、飲み会回数の激減飲みに行くのは楽しいです(当たり前 笑)。会計事務所に転職するまで会社員時代はほぼ毎週飲みに行ってました。平日仕事はほぼ時間がないので、その分金曜の夜と土日で遊ぶ生活をしていました。特に20代の頃はそうでした。結婚してか...
税理士試験 目先の楽しみを優先するか、終わってから楽しむことを考えるか - My タックスノロジー

2、実務経験をいかに積むか

さて、税理士になるために年齢が影響するところとして大きいのが2年間の実務経験をいかに積むかという点があると思います。

20代の頃から税理士事務所に勤務していて30代40代になっても受験を続けているというケースであれば、登録に必要な実務経験は満たしていますし、現実的な実務能力もだいぶ高くなっていると思うのでその点は問題無いでしょう。

ただ、ある程度の年齢になって異業種から転職して税理士を目指す場合、どうしても年齢の影響が出てきます。

採用する側からすると、本人のやる気や熱意があってもどうしても年齢は見ます。

年齢だけで括られるところがあるのが現実です。年齢が上がれば上がるほど未経験での転職は厳しくなります。

ですので、例えば今30代40代で異業種にいるけど税理士を目指したいと本気で思うのであれば、まずどこか税理士事務所(あるいは税理士法人)に転職することをお勧めします。

今の業界に残りながら試験勉強をはじめてパスした後に転職しようと考えると、その勉強期間中だって歳をとるのでどんどん転職が難しくなっていきます。

都会であれば、30代40代の実務経験が無い有資格者を採用する場合もあると思いますが、地方だとかなりレアなケースです。

採用時の給料をどうするか? という問題が出てくるからです。

このように実務経験をいかに積むか? という点において、どうしても年齢の影響は出てくるでしょう。

3、まとめ

税理士になるために考えておかなければならない年齢の影響について書いてみました。

学力そのものに年齢の影響はそれほど無いと考えます。ただ、勉強時間をいかに確保するかという点において、どうしても年齢が上がると課題が出てくる場合が多いでしょう。

また、未経験で転職する場合には年齢の影響はだいぶあると言えます。

30代40代で未経験から税理士を目指す方は、すぐに税理士事務所に転職することを考えた方が良いと思います。

編集後記

昨日(4/2)は午後から決算の報告のために西伊豆方面へ行きました。

夕方から少し体調が悪くなってしまったため、夜は早めに寝ることにしました(そうは言っても12時前ですが)。

今日は体調元に戻りました!

ここのところ、ついつい夜更かししてしまうことがありましたが、良くないですね。。

やりたいことがあっても十分な睡眠時間は確保するようにしたいです。

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