全力の努力が報われなかった経験ってありますか?
私は何回かあります。
(わりと)最近で言えば税理士試験の初受験で、簿記論が不合格になった時でしょうか。
悔しさのあまり眠れなかったことを覚えています。
1、初受験の簿記論は不合格
2013年の8月に税理士試験をはじめて受けました。
科目は税理士試験の入門科目である簿記論でした。
日商簿記1級を前年の11月に受けて合格し、その延長でかなり勉強したので自分としては行けると思っていました。
本試験の自己採点も予備校が出すボーダーライン(合格の目安となるライン)を3点ほど上回っていたので、これなら大丈夫だろうと!
しかし、12月に出た結果はあえなく不合格。。
税理士試験の洗礼を受けたような、甘くないことを思い知らされた瞬間でした。
2、試験は自分だけの1次元のことなのに
税理士試験は解答や採点結果が公開されることはありません。
予備校が出す模範解答を頼りに、試験後に自己採点するしかありません。
その予備校が出すボーダーラインを 3点も上回っているのに不合格というのが、当時は何とも納得できませんでした。
ネットを見ていると、ボーダーラインを下回っても合格している人の情報がいくつも出てきたからです。
不合格でもその原因をはっきりさせることはできません。
何よりも悔しかったのは、試験が自分1人だけの1次元のものなのに結果を出せなかったということです。
社会人として仕事など色々な活動をする場合には、他の人との関わり合いでうまくいかないことも出てきます。
人と人が関わる部分で難しいことがあるのは仕方がないにしても、試験は完全に自分1人のことです。
合格するも不合格になるも、全部自分の責任だと思っていました。
合格するだけの勉強をしてきて(したつもり)、感触も悪くはないのに不合格というのはショックでした。
被害妄想ですが、何か見えない力でも作用しているのか? とか、てきとうに採点されたりしていないか?
など、考えてしまう自分がいました。
3、気持ちの持ち方
ある種の理不尽さを味わった時の気持ちの持ち様というのは何とも難しいものです。
悔しいし、腹立つし、悲しいです。。。
でも、落ち込んでいても事態が好転することはありません。
何とか気持ちを持ち直して次に向かうしかありません。
自分の場合、次は正答率の高い問題を正解した上で予備校が出すボーダーラインを大幅に上回る点数を取る!
と自分に誓って背水の陣で2回目の試験勉強にのぞむことにしました。
ボーダーライン±3点くらいはカオスだから、次はぶっちぎりの成績を取ろうと。
それだけのことをやって不合格ならば、もう自分はこれ以上は何もやりようがない。受験をやめるしかない。と思えるくらいに勉強をすることにしました。
そして、次の試験では合格できました(簿記論と同時に受けた財務諸表論も)。
4、まとめ
最初の受験で合格していてもおかしくなかったと思うし、それで結果が伴わないという時点で心が折れかけました。
でも立て直すことができました。
心が折れかけても立て直すことができれば、チャンスはまたあります。
自分が不合格を味わった時に、弁理士の知人にそのことを連絡したら次のようなメッセージを頂きました(ややうろ覚えですが)。
「俺も弁理士試験で不合格は何回も経験したけど嫌なもんだよな。今東京ではドラゴンボールZがやってて悟空が界王星で修行してるけど、俺は自分をこのシーンに当てはめて勉強したよ。
次はぶっち切りの成績で合格することを期待しているよ!」
弁理士試験の1次試験で3回連続で不合格を経験しても、気持ちを立て直してそこから一気に合格を掴み取った凄い方です。
今なら少しは自分も言えますが、心が折れてももう一度立ち上がって頂きたいです。
編集後記
昨日(10/16)は法人の決算対応が中心の日でした。
夜に ZOOM の使い方のセミナーに申し込みしました。
(ZOOM の使い方を ZOOM を使いながら教わるセミナーです。)
自分自身、今後 ZOOM を使ったセミナーの開催を考えていますのでそのためです。