ダブルマスターって聞くと、税理士の間では2つの大学院を卒業して税理士試験の会計科目1科目、税法科目2科目を免除した場合のことを思い浮かべます。
今日タイトルに上げたダブルマスターというのはそうではなくて、自分が工学専攻と法学専攻の2つの大学院を卒業していたことに気付いたからです。
工学専攻は25歳の時に卒業し、法学専攻は税理士試験の税法2科目免除のため38歳の時に卒業しました。
今日は「文系・理系のダブルマスター」ってどうなのか? ってことについて考えて書いてみます。
1、仮に今再就職するとしたら
仮に、仮にですよ。今再就職するとしたらどうでしょうか?
メーカーの面接を受けるとして、ダブルマスターであることを言ったらどう評価されるでしょうか?
39歳で工学修士と法学修士を持っていると言っても、おそらく全く響かないでしょうね。。
それよりも、工学修士の新卒25歳(自分が通った道)の方が会社からはよほど重宝されることでしょう。
若くてこれから色々なことを吸収してくれそうだからです。
メーカー以外でも、再就職するとしたら(しないけど)やはり年齢というのは考慮材料にされると思います。
ダブルマスターであることを評価する会社は無いでしょう。
2、社会での受け
元々理系出身で道を変えて税理士になったことを珍しがられることはあります。
しかし、ダブルマスターであることについてどうこう言われたことはありません(自分でも積極的には言っていません)。
ダブルマスターでなければできない仕事は無いし、周りも特に何とも思っていないと思います。
3、経験をどう活かせているかが大事
ダブルマスターであることよりも、やっぱりこれまでの経験をどう活かせているかの方が大事でしょう。
工学専攻を出てエンジニアになり、それから法学専攻を出て税理士になったことでどう違いを出せるか?
エンジニア時代の仕事の仕方が社会人としてのベースになっています。
理系出身の税理士はいても、ガチでエンジニアだった人はなかなかいないのでそこは違いになると思います。
エンジニアの経験が直接的に税理士の仕事に役立っているかと言えば、そうではないけど間接的には大きく活きています。
・考える方法
・会社側の目線
・IT、プログラミングへの探究心
・図やグラフを使った説明方法
などにです。
4、まとめ
ダブルマスターであること自体は別に評価されることではないと思います。
それよりもその過程での経験により他の人との違いをどう出せるか?の方が大事だと思っています。