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簿記1級も税理士試験も大学院も、全て Web 受講で税理士になった経験から言える Web 受講の注意点


税理士試験についてのまとめはこちらです!

税法2科目免除大学院についてのまとめはこちらです!

私が税理士になるまでの約5年間の過程は全て Web 受講でした。

・2013年1月に合格した日商簿記1級
・2014年12月に合格した簿記論、財務諸表論
・2015年12月に合格した国税徴収法
・2017年3月に卒業した東亜大学通信制大学院

Web 受講を選んだ理由は単純に通勤圏内に予備校が無かったからです(><)

大学院も通うとなれば東京か名古屋まで行かなければなりませんでした。

Web 受講にはメリットもデメリットもあります。

今日は Web 受講という特殊な?形態で税理士になった経験から言える Web 受講の注意点について書きたいと思います。

*なお、私の場合最初から院に行く前提だったので、税理士試験は3科目のみの受験です。そういう点で参考にならないと思われた方はスルーして頂ければ幸いです (^^);

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1、スケジュール管理・受講ペース

簿記1級・税理士試験

Web 受講のメリットは配信日が来たら講義をいつ・何回視聴してもいいということです。

自分のペースで学習できることは大きなメリットです。

ただ、それゆえに配信日が来ても「今日は疲れてるから明日にしよう」と視聴を先送りにすることも起こりがちです。

教室受講の場合は、教室に行かなければならないという強制力が働くのに対し、通信は自由度が高いです。

スケジュール管理は欠かせません。

私は講義を配信日のうちに受講するようにしていました。

視聴する時間帯は朝昼晩そのつど自分に都合のいい時間にしました。

まとまった時間がとれないときは、例えば朝と夜に分割して視聴したりしていました(通信だと視聴を一時停止できます)。

どうしても配信日当日に視聴することができない場合には、必ず翌日に視聴していました。

未視聴の講義を溜めないようにすることがポイントです。一度だれるとズルズルいってしまうと思うので気をつけましょう。

大学院

大学院は1年次は講義が中心で、2年次は修論作成を行いました。

1年次の講義は全部で6科目ありました。

1科目の配信期間(視聴可能な期間)は2ヶ月間で、講義数は全15コマでした。

ただ、1ヶ月ごと新しい講義も配信されるので未視聴の講義を溜めないようにするためには、1ヶ月で15コマつまり2日に1コマ視聴する必要があり、このペースを守るようにしました。

税理士試験の直前だけは、敢えて大学院の講義の視聴を先送りにして試験に注力しました。

そういう融通を利かせれるのも、試験・大学院とも Web 受講だったからです。

ただ、やはり自由度が高いがゆえにペースの乱れは起こりがちでなので自分の視聴ルールを作って守るようにした方が良いでしょう。

2、情報収集

簿記1級・税理士試験

よく仲間と協力して試験を乗り切ったって話を聞くことがありますが、Web 受講の場合マジで孤独です。。

予備校通学で仲間ができたらできたで、長時間しゃべってしまったりして勉強時間が無くなる、、、なんてことも考えられるので良くも悪くもなのですが。

ただ、問題は情報収集です。

受験仲間がいれば自然と情報が入ってくるのでしょうが、Web 受講ではそれがありません。

ですのでインターネットが情報源でした。

税理士になられた方や他の受験生のブログにはかなり読みました。

また、ネット掲示板もほぼ毎日見てました。

ネットの情報は間違いもたくさんありますが、それでも数多く見てると自分なりに大事なことが分かるようになってきました。

あと、予備校の質問電話も貴重な情報収集源でした。

分からないことを講師に聞くだけでなく、他の受験生のレベルがどれくらいなのか、話しているとだいたい分かります。

相対試験なので他の受験生のレベルを把握することは大事です。

総じて言えば情報収集すべきものは以下の3つになるでしょう。

・勉強方法
・試験の特性
・他の受験生のレベル

特に他の受験生のレベルを把握することは大事です。

情報収集は怠らずにやるようにした方がいいでしょう。

大学院

大学院ではたまにスクーリングがあり、その際には同級生や指導教授に会うことができました。

自分の場合ずっと Web 受講だったので心強かったです。

ゼミ仲間との情報交換は大事でした。

また指導教授には論文を何回も送ってできるだけ指摘を貰うようにしました。
分からないことは積極的に聞くようにしました。

通信制大学院なので修論も自発的にやらなければならず、情報だって自分から取りに行かなければ入ってきません。

3、臨場感

これは試験に関してのことですが、日頃周りに人がいる環境で答練を受けることをしていないと、本番で極度に緊張してしまいます。

力を出しきれなかったら元も子もないないので、途中から答練だけは教室受講するようにしました。

周りに人がいるかいないかによって答練の点数が大きく違うこともありました。

それぐらい周囲に人がいるかいないかは大きく影響します。

三島から東京の予備校まで新幹線で行くのにはお金がかかりましたが、それでもやって良かったと思っています。

答練の教室受講はかならずやっておいた方が良いでしょう。

4、まとめ

Web 受講だけで税理士になった経験から注意すべき点をあげてみました。

試験も大学院も Web 受講だとどうしても強制力が働きにくいです。。

なので

・目的意識を持ち続けること
・自分を強く自制すること

ができないとなかなか良い結果は得られないでしょう。

私の場合、いくつか工夫していました。

例えば目的意識を持ち続けるために、スマホの待受画面にその年の「目標」を貼り付けていつでも見えるようにしていました(今もやっています)。

また、自分を強く自制するために試験勉強しているときはストップウォッチで勉強時間を計測していました。

Web 受講ゆえのメリットもありますが、デメリットを補う工夫は必要です。

これから Web 受講を考えている方はぜひ参考にしてみて下さい。