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税理士試験の勉強でストップウォッチをフル活用する、勉強時間をExcel(エクセル)に記録する


税理士試験では、制限時間内に問題を解かなければなりません。
常に時間を意識することになります。

私は「問題を解く時間の計測」にストップウォッチを使ってました。

また、同時にストップウォッチを「日々の学習時間の記録」のためにも使うようにしていました。

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1、問題を解く時間を計る、答練・本試験での経過時間を計る

簿記論の勉強を始めた当初から、トレーニングの問題や答練を解くときに、かかった時間を計るためにストップウォッチを使いました。

予備校の問題集に何分以内に解くべき問題か、「制限時間」が書いてあります。

問題の解き始めにストップウォッチをオンにして、終わったらオフ。

ごく簡単なやり方で制限時間内に解けるか計測し、制限時間をオーバーした問題は、必ず後日解き直しをするようにしました。

また、答練を解くときも時計ではなくストップウォッチで時間を計りました。

答練(本試験も)の制限時間は2時間、目でストップウォッチをちらちら確認しながら、解くことが習慣になっていました。

このように、日々の学習でストップウォッチを使っていたので、本試験でも同じようにしました。

※本試験では、日々の勉強と違うことはあまりやらない方が良いので、もし、日頃時計で時間を計ってる場合は本試験でも同じにした方が良いと思います。

また答練でも本試験でもストップウォッチと一緒に時計も持っていくようにしていました。

万が一誤ってストップウォッチを止めてしまったときに時間の経過が分からなくなってしまうので、、、念のためのリスク管理としてです。

2、日々の学習時間を計ってExcelに記録する方法

試験勉強のモチベーション維持にもストップウォッチがとても役に立ちました。

私は、試験勉強中は隙間時間を含め、ほとんどの空き時間を試験勉強に費やしていました。

そして、平成26年と27年は実際の勉強時間を記録するようにしました。

・勉強しているとき(講義をWEBで視聴する、テキストを読む、問題を解く など)はストップウォッチをオンにし
・休憩中はオフ。

そして、1日の勉強時間を集計し、さらに週ごとの勉強時間の累積も分かるようにしました。

勉強時間の集計には以下のようなエクセルシートを使いました

①ストップウォッチで小刻みに計った時間を入力
②1日の勉強時間(分単位)を集計
③1日の勉強時間を「分単位」から「時間単位」に換算
④1週間の勉強時間(時間単位)を集計

②~④はエクセルに計算式を埋め込んであるので、日々やることは①のみです。

ストップウォッチで小刻みに計った時間を 59(分)、60(分) 、43(分) 、15(分) 、57(分) 、、、といった具合に1行に入力していけば1日の勉強時間と、1週間の勉強時間の累積が勝手に集計されます。

②の 1日の勉強時間(分単位)の集計 は SUM関数を用いて行います。

例えば、上のシートの3月19日の勉強時間の集計は、セル J201に「=SUM(L201:AA201) 」と入力しておけば計算できます。セルL201〜AA201にかけてストップウォッチで小刻みに計った時間を入力していきます(入力して集計される時間の数は多めにしてあります。上のセルの範囲で入力しなかったセルは0とみなされて集計されます)。

他の日も同様です。

③の 1日の勉強時間の「分単位」から「時間単位」への換算  には四則演算のわる(/)を使います。

上のシートの3月19日の勉強時間の集計は、セル G201に「=J201/60 」と入力しておけば計算できます。

他の日も同様です。

④の 1週間の勉強時間(時間単位)の集計 は①同様SUM関数を用います。

上のシートの3月16日(月)~3月22日(日)の1週間の勉強時間の集計は、セル U201に「=SUM(G198:G204)」と入力しておけば計算できます。

このようにして、エクセルシートに勉強時間を記録していきました。

そして、週ごとの勉強時間の目標を立てて、それを達成できるように1日の勉強時間を調整しました。

毎日、一週間の勉強時間の累積を確認する習慣が身に付くと、目標を達成できるように計画的に動くようになります。

・今週の目標40時間を達成するためには、1日あたり何時間勉強しなければならないか

・今週前半あまり勉強できなかったから後半巻き返そう

とか。

ストップウォッチで計測した時間の記録方法については、こちらの記事に詳細を書きました↓

3、日々の学習時間を記録した効果

勉強するための起爆剤になる

ストップウォッチで勉強時間を記録すると、勉強のために拘束される時間のわりに、「実働時間」は短いことに気付きました。

休日とか、例えば図書館やファミレスにこもって勉強したりしてたのですが、移動などを含めて8時間くらい拘束されても、実際の勉強時間
は6時間ちょいしか無かったり……

移動や休憩を考えると、以外と勉強してないんですよね。。

よく、「今日は10時間くらい勉強した!」って言う人がいるけど、「実働時間」はだいぶ短いんじゃないかなぁって思うようになりました。

結構、怖い事実が分かってしまったんです(苦笑)

ですので、ストップウォッチで勉強時間を計ることのメリットは「実働時間」で目標を立てるようになることだと思います。

例えば、一週間の勉強「実働40時間」っていうとかなり大変で、仕事の昼休み中、移動時間などもこまめにテキストを開くなどして勉強しないと達成できません。

とにかく、「実働時間」を増やさなきゃ、、、今週の目標を達成できない、、、、って精神的には
追い詰められたこともありました。

ですが、確実に自分を追い込むための起爆剤になったと思います。

勉強時間の確保が難しかったり、なかなかモチベーションが上がらないという悩みがある方は、一度ストップウォッチで勉強時間を計ってみると良いと思います。

勉強している間はオン、わずかな小休憩でも勉強してない間はオフ。

これにより、スキがあれば(わずかでも時間ができれば)勉強する習慣が身につきます。

慣れるまで大変ですがこれを繰り返し、週ごとの目標時間を達成する喜びを覚えれば、良い結果が得られる可能性は高まると思います!

本試験前の自信になる

試験前に上のエクセルシートを見直すと、大きな自信になりました。

これまでよく頑張った!
これだけやれば大丈夫だ!

って、裏付けとともに自分に言い聞かせることができました。

ちなみに、平成27年(第65回)の国税徴収法の合格のために費やした、1年間の勉強の「実働時間」は以下のようになりました。

1年間の「実働時間」合計 1732.68時間

*確か予備校のパンフレットでは、国税徴収法の合格に要する時間160時間となっていたのですが、、、自分の経験から言えば嘘だと思います(笑)
どういう前提で160時間と言ってるのかよく分からないし、、、でもまぁ自分みたいに「実働時間」で1700時間以上もかけることなく合格する人もたくさんいると思います(^^)

各週の「実働時間」内訳↓

・第1週 14.70 時間
・第2週 22.38 時間
・第3週 27.90 時間
・第4週 21.08 時間
・第5週 27.00 時間
・第6週 19.20 時間
・第7週 28.78 時間
・第8週 20.62 時間
・第9週 23.87 時間
・第10週 26.47 時間
・第11週 28.00 時間
・第12週 23.00 時間
・第13週 24.88 時間
・第14週 22.68 時間
・第15週 21.87 時間
・第16週 16.12 時間
・第17週 22.00 時間
・第18週 23.05 時間
・第19週 25.18 時間
・第20週 27.60 時間
・第21週 31.17 時間
・第22週 19.30 時間
・第23週 27.18 時間
・第24週 20.17 時間
・第25週 25.15 時間
・第26週 35.93 時間
・第27週 22.95 時間
・第28週 40.00 時間
・第29週 40.48 時間
・第30週 36.18 時間
・第31週 41.05 時間
・第32週 40.88 時間
・第33週 40.12 時間
・第34週 27.73 時間
・第35週 29.83 時間
・第36週 40.25 時間
・第37週 34.30 時間
・第38週 40.87 時間
・第39週 43.78 時間
・第40週 33.17 時間
・第41週 41.50 時間
・第42週 49.33 時間
・第43週 54.35 時間
・第44週 50.72 時間
・第45週 61.18 時間
・第46週 55.30 時間
・第47週 57.42 時間
・第48週 64.28 時間
・第49週 66.50 時間
・第50週 65.62 時間
・第51週 29.60 時間

まぁ、、、今思えば我ながらよく頑張ったと思います!